自分や家族の家がゴミ屋敷になり、どうすればいいかわからなくなってしまう人は決して少なくありません。
片付けたいと思っても、高く積み上がったゴミを目の前にすると何から手を付ければいいかわからず、ついつい作業を先送りにしてしまう人もいることでしょう。
本記事ではいわき市でゴミ屋敷に悩んでいる人に向けて、ゴミ屋敷の片付け方について紹介します。 紹介する手順で片付けを進めて、ゴミ屋敷からの脱却を目指しましょう。
いわき市でゴミ屋敷を片付ける方法は2つ
ゴミ屋敷とは、一般的に建物や土地にゴミが放置されており、生活できるスペースがほとんどない状態のことを指します。
ゴミ屋敷を放っておくと、住んでいる人の住環境や健康に悪影響を与えるだけではなく、近隣住民にも多大な迷惑をかけることになるため、注意が必要です。
そうと理解していても、一度ゴミ屋敷になると、どうやって片付ければいいのかわからず戸惑ってしまうものです。
ゴミ屋敷を片付ける方法は以下の2つです。
それぞれの方法が向いている部屋の特徴とあわせて見ていきましょう。
自分でゴミ屋敷を片付ける
一つ目は、自分でゴミ屋敷を片付ける方法です。
ゴミ屋敷を自分で片付ければ、自分のペースで業者よりも費用を押さえて作業できるというメリットがあります。 ただし時間と手間がかかりますし、大量のゴミを自分で処分しなければいけません。
また、害虫や腐敗物の清掃が必要になる場合、適切に対処できない可能性があるところがデメリットです。
大量のゴミがあると、自分で片付けるのは無理そうと思われるかもしれませんが、以下の条件に当てはまっていれば、自分で片付けることは可能です。
自分でゴミ屋敷を片付けられるケース
- 自宅が3DK以内で室内を移動できる
- 水回りが使用できる
- 可燃ごみや不燃ごみなどすぐに捨てられるゴミが多い
- 服や本などの資源ごみが多い
- ゴミが高く積み上がっていなくて崩れる心配がない
自分でゴミ屋敷を片付ける場合は、効率よく作業して事故や怪我を防ぐためにも、2人以上で片付けることを推奨します。
業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する
二つ目は、業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する方法です。
プロが対応してくれるので、短時間で片付けからクリーニングまで行えるというメリットがあります。 さらに、不用品の処分を任せられるのもうれしいポイントです。
一方で高額な費用がかかり、プライベート空間である自宅をすみずみまで見られてしまうため、ストレスに感じることもあるでしょう。
ただ、先述したように、自分でゴミ屋敷を片付けられるケースに当てはまらない場合は、基本的に業者に依頼した方が安心です。
ゴミ屋敷の程度がひどい場合は作業が大変なだけではなく、危険が伴うためです。
特に、体力に自信がない人や高齢の人は、安全のためにもプロへ片付けを一任しましょう。
自分でゴミ屋敷を片付ける方法
自分でゴミ屋敷の片付けを行うときは、しっかりと必要な準備や作業の流れを知っておくことが大切です。
ここからは、ゴミ屋敷を片付けるときの手順やコツを紹介します。
1. 事前準備を整える
何年も溜め込んでしまったゴミを、思いつきのようにいきなり片付けようと思ってもうまくいきません。
まずは、事前の準備を整えましょう。 この段階では、以下の3つの情報を整理しておいてください。
- 片付けのスケジュールを決める
- 作業人数を決めて連絡しておく
- 分別やゴミの日を把握しておく
ゴミ屋敷を自分で掃除するときは、複数人いても数日かかる場合があります。
ゴミの状況を正しく把握し「玄関は◯日、寝室は◯日に2人で作業する」と具体的に工程を決めておきましょう。
また、分別やゴミの日を把握しておくとスムーズに捨てられます。
「弁当ガラの多いキッチンは、プラ回収の◯曜日に片付けよう」と、ゴミの日に合わせてスケジュールを組むと、家の中が片付きやすくなるためおすすめです。
2. 必要なものを揃える
次に、片付けで必要になるものを揃えます。
安全のために、ゴミ屋敷で作業する人は以下の服装を身につけてください。
- 汚れてもいい服
- 軍手
- マスク
- スリッパと厚手の靴下
また、ゴミを片付けるときは以下のようなアイテムが必要です。
- 殺虫剤
- ダンボール
- ゴミ袋
- マジックペン
- ビニール紐やガムテープ
- 新聞紙
- 雑巾、ほうき、洗剤などの掃除用具
- 不用品を運ぶ台車やトラック
途中で資材が足りなくなると、中断して買い出しに行く必要があります。
スムーズに作業できるよう、少し多めに準備しておくと安心でしょう。
3. 前日までに害虫対策しておく
ゴミ屋敷は、荷物の下に害虫が潜んでいる可能性が高いです。
そのため、片付けを始める前に害虫駆除をしておくことがおすすめです。
くん煙剤タイプの駆除剤であれば、荷物が多くても部屋全体に薬剤を行き渡らせられます。
また、害虫を見るのが苦手な人は、忌避性の害虫スプレーを散布しておきましょう。
片付け中に虫が出てきてもいいように、手元にもスプレータイプの殺虫剤を用意しておきます。
4. 仕分け作業をする
ここまで入念に準備できたら、いよいよゴミの仕分け作業に入ります。
家の中のものを、不要なもの・必要なもの・保留のものの3種類に分け、ビニール袋やダンボールにまとめましょう。
あらかじめ可燃やプラスチックなどの品目ごとにゴミをまとめておくと、捨てるとき楽になります。
後で使うかもしれないからと、捨てることをためらってしまうときは、使っているか・使っていないかで判断します。 季節家電や衣類を除き、半年以上使っていないものは捨てて問題ありません。
また、思い出の品などは別でとっておき、最後に仕分けをしてください。
思い出に浸り始めて作業が進まなくなってしまうおそれがあるためです。
捨てるのは、思い出ではなくてモノです。
本当に大切なものだけ残して、それ以外は思い切って捨ててしまいましょう。
思い出が詰まっていて捨てにくいときは、写真を撮ってから処分するのも手です。
5. 不用品を処分する
室内のものを仕分けられたら、不用品を処分しましょう。
自治体のゴミ回収に出せるものは、日時を守って出してください。
自治体によっては家庭ごとに1回で出せる袋数が決まっている場合もあるので、大幅にオーバーしている場合は、清掃センターへの持ち込みも検討します。
家電や粗大ごみなど、一般的なゴミとして捨てられないものは別で処分する必要があります。
不用品回収業者は一般ゴミと大きなゴミを一緒に回収してくれるため、処分の手間が軽減できて非常に便利です。
6. 部屋を掃除する
不用品がなくなれば、部屋の中はかなりサッパリしているはず。
残しておいたものを片付け、汚れた室内を掃除して作業は完了です。
基本的に、掃除のときは住宅用もしくは台所用の中性洗剤があれば問題ありません。
カビ用の塩素系漂白剤や、頑固な汚れ用の重曹・クエン酸などを用意しておくと、より部屋をキレイにできます。
いわき市で業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する方法
次に、業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する方法を紹介します。
1. できる範囲で片付けをしておく
業者にゴミ屋敷の片付けを依頼すれば、ゴミの仕分けから処分、ハウスクリーニングまですべて任せることが可能です。
しかし、すべての工程を一任してしまうと費用がかさんでしまうので、できる範囲で片付けをしておくことがおすすめです。
しっかりと掃除をする必要はないですが、可燃ごみを捨てておく、使えそうなものを自治体のリサイクル回収に出しておくだけでも、業者の作業量と料金を減らす効果があります。
2. 信頼できる業者を探す
次に、信頼できる業者探しをします。
ゴミ屋敷の片付けサービスを提供する業者の中には、高い費用を請求したり不法投棄したりする業者も存在しているため、優良業者に依頼することが大切です。
信頼できるかどうかを見極めるためにも、以下のポイントに着目して業者を選んでみてください。
- 一般廃棄物収集運搬業許可を取得しているか
- 買取を行っている場合は、古物商許可を取得しているか
- インターネットの評判は偏っていないか
- 料金や作業内容が明朗かどうか
- 料金が安すぎ・高すぎないか
- ゴミ屋敷片付けの実績が豊富かどうか
特に、一般廃棄物収集運搬業許可を受けて営業している業者かどうかについては、しっかりと確認しましょう。
無許可営業は違法であるため、トラブルの危険性が上がります。
3. 見積り・詳細の調整
依頼したい業者を見つけたら、見積りと日程、作業人数の調整などを行いましょう。
正確な見積りや調整のためにも、現地調査を無料で行ってくれる業者に依頼することをおすすめします。
見積りは、少なくとも3社に依頼すると安心です。金額の内訳をしっかりと確認し、納得のいく説明をしてくれる業者と契約しましょう。
4. 片付け作業
作業当日は、念入りに養生してから片付けを開始します。
プロがスピーディーかつ丁寧に、仕分けや不用品の回収、清掃を行ってくれます。
残すものと捨てるものの仕分けは、依頼者と相談しながら進めてくれるため安心してください。
勝手に大切なものを捨てられることはありません。
清掃まで終わったら依頼者が現場を確認して、問題がなければゴミ屋敷の片付けは完了です。
いわき市でゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する料金
ゴミ屋敷を片付ける料金は、部屋の大きさやゴミ屋敷の程度などによって大きく異なります。
ここでは、片付け堂の料金表を掲載しておきますのでぜひ参考にしてみてください。[注1]
- 間取り
- 作業人数
- 参考料金(税込)
- 1K・1R
- 1人~
- 40,000円~
- 1DK
- 1人~
- 60,000円~
- 1LDK
- 2人~
- 80,000円~
- 2DK
- 2人~
- 100,000円~
- 2LDK
- 2人~
- 120,000円~
- 3DK
- 3人~
- 150,000円~
-
3LDK
- 3人~
- 180,000円~
- 4DK
- 4人~
- 220,000円~
- 4LDK以上
- 4人~
- 260,000円~
上記はあくまで目安で、処分するゴミの内容や量によってはさらに高額な費用になることもあります。
同じ条件で複数社見積りを依頼し、価格が安くて信頼できる業者を見つけることが大切です。
[注1]片付け堂 .「ゴミ屋敷清掃の料金」.(2022-07-09)
ゴミ屋敷を片付けるときの3つのポイント
最後に、ゴミ屋敷を片付けるときのポイントを紹介します。
片付けを成功させるためにも、3つのポイントを意識しましょう。
1. 残すものを決めておく
ゴミ屋敷を片付ける際は、あらかじめ残すものを決めておくことが大切です。
残す・捨てるの判断基準がはっきりしていると、迷うことなくゴミを処分できて作業を早く終わらせられます。
判断できないものは、保留ボックスに入れても構いませんが、ゴミ屋敷に戻ってしまうことを防ぐためにも、入れる品物はできるだけ少なくしましょう。
2. 場所をとるゴミから片付ける
場所をとる大きなゴミから片付けると、部屋がスッキリして動きやすくなりますし、片付いた感覚が得られてモチベーションアップにつながります。
ついつい目の前の細かいゴミに目がいってしまいますが、まずは大物のゴミから捨てていきましょう。
3. 使えるものは買い取りに出す
ゴミ屋敷の室内には、まだ使えるけど不要なものがたくさん眠っているかもしれません。
状態によっては買い取りが可能な場合があるので、余裕があればぜひリサイクルショップや買取業者、フリマアプリなどで売却してみてください。
中には、不用品の買い取りに対応している業者もあります。
そういったところに依頼すると、お得に片付けを進められます。
いわき市でゴミ屋敷を片付けるなら片付け堂がおすすめ
いわき市でゴミ屋敷を片付けるときは、自分で作業する方法と業者に依頼する方法の2種類です。
ゴミ屋敷の状況や作業を行う人の状態によってどちらを選ぶべきかは異なるので、自分に合った片付け方を実施しましょう。
ゴミ屋敷をお掃除する際は、事前準備や大きなゴミの処分など、多くの大変な作業を伴います。
ご自身で片付けるのが難しい場合は、お気軽に片付け堂いわき店までご相談ください。
いわき市の片付け堂いわき店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。電話・LINE・メール相談は無料なので、いわき市でゴミ屋敷の掃除を考えている方はお気軽にお問い合わせください。