「洗濯機をお得に処分する方法は?」
「洗濯機を処分するときの手順は?」
などとお考えではありませんか?
洗濯機の処分時には家電リサイクル法に従う必要があり、粗大ゴミとして処分できません。自治体の指定引取場所に持ち込んだり、 回収業者を利用したりする必要があります。
状態の良い洗濯機は売却も可能ですが、古い洗濯機や壊れた洗濯機は不用品回収業者への依頼もおすすめです。
本記事を読むことで、以下の3つが可能になります。
- 自分に合った方法で洗濯機を処分できる
- 費用を抑えて洗濯機を処分できる
- 不用品回収業者に今すぐ洗濯機処分を依頼できる
洗濯機処分でお困りの方は、ぜひ最後まで記事をお読みください。
洗濯機は家電リサイクル法の対象家電|テレビや冷蔵庫と捨て方が同じ
洗濯機は家電リサイクル法の対象品目であり、粗大ゴミとしての処分ができません。
家電リサイクル法は、一般家庭や事業者から出る電化製品の処分量を減らし、再資源化を推進するための法律です。
家電リサイクル法の対象となるのは、以下の4品目です。
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
- テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
これらの製品を捨てる場合は、基本的に購入した店舗へ引き取りを依頼します。
購入店が分からないときは、家電量販店に回収を申し込むほか、各自治体を利用して処分してもらう方法があります。
たとえば東京23区の場合、家電リサイクル受付センターで対象家電の回収を行っているので、自治体のホームページを通して捨てる場所を確認しましょう。
洗濯機のリサイクル処分費用|家電リサイクル料金と収集運搬料金がかかる
洗濯機は家電リサイクル法に従い、決められた金額の処分料金を支払って処分します。
家電量販店を利用して処分する際のリサイクル料金は、次の通りです。
- メーカー
-
リサイクル料金
- 東芝・日立・シャープ・パナソニック
- 2,530円
- サムスン電子ジャパン・三星電子
- 2,640円
- ヤマダ電機・ヤマダホールディングス
- 2,805円
-
アイリスオーヤマ
エスケイジャパン
シービージャパン
ハイセンスジャパン - 3,300円
※料金はすべて税込み
洗濯機のリサイクル料金はメーカーによって異なりますが、3,000円前後が目安です。ただし、回収を依頼する場合は別に収集運搬料金が発生するので注意しましょう。
上記以外のメーカーや冷蔵庫など製品ごとのリサイクル料金については、
家電リサイクル券センターのホームページで価格を調べられます。
洗濯機の回収時には家電リサイクル券が必要
洗濯機の引取りを依頼するときは、「家電リサイクル券」の記入が必要です。
以下の項目を記入した上で、廃棄する洗濯機に家電リサイクル券を貼り付けてください。
- 住所・氏名・電話番号
- メーカー・品目
- リサイクル料金
家電リサイクル券の控えは大切に保管してください。控えの管理番号を用いて、正しくリサイクルされたかどうかを追跡することができます。
また、家電リサイクル券は、小売店に依頼する場合は回収スタッフが持参してくれることがほとんどです。自治体の指定引取場所に持ち込む場合は郵便局で入手します。
家電量販店の回収時に使うリサイクル券と郵便局で買えるリサイクル券は異なるため、注意しましょう。
洗濯機を自身で分解・解体するのは違法
中には「洗濯機を解体すれば無料で捨てられるのでは?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、洗濯機を分解し、不燃ゴミや粗大ゴミとして出すことは違法です。
家電リサイクル法の対象品目は、指定業者のみ解体が認められています。どうしても無料で処分したい方は、後述する方法で売却することをおすすめします。
洗濯機を捨てるには?処分する8つの方法
ここまで、洗濯機をリサイクル処分する際のポイントについて解説してきましたが、ここからは洗濯機を処分する具体的な方法について解説していきます。
洗濯機を処分したいときは、以下8つの方法を検討してください。
- 新しい洗濯機の買い替え時に引き取りを依頼する
- 洗濯機を購入した店舗に処分してもらう
- 自治体が指定する回収業者に処分してもらう
- 指定引取所に持ち込み処分する
- 不用品回収業者に洗濯機の処分を依頼する
- リサイクルショップで無料で処分する
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 引越し業者(アート引越センターなど)で処分してもら
それぞれの詳細についてみていきましょう。
処分方法①新しい洗濯機の買い替え時に引き取りを依頼する
洗濯機の買い替えを検討している場合は、購入店で不用品を引き取ってもらえます。
配送と一緒に回収してもらえるため、持ち運ぶ手間を省けることが利点です。ただし、リサイクル料金に加えて収集運搬料が発生します。
以下の表は、大手家電量販店における収集運搬料をまとめたものです。
- 家電量販店
- 収集運搬料
- ヤマダ電機
- 1,650円~
- ケーズデンキ
- 1,650円~
- エディオン
- 1,650円~
- コジマ
- 1,650円~
-
ノジマ
- 3,300円~
- ヨドバシカメラ
- 550円~
- Joshin
-
1,100円~(買い替え)
3,300円~(引き取りのみ)
- ベスト電器
- 1,650円~
※料金はすべて税込み
詳しい料金は、家電量販店のホームページをご確認ください。
処分方法②洗濯機を購入した店舗に処分してもらう
洗濯機を購入した電気屋や家電量販店でも、不用品の回収を行っています。
これは家電リサイクル法により、対象品目を販売した小売店に回収の義務があるためです。
買い替えのケースと同様に、処分時はリサイクル料金+収集運搬料が発生します。店舗に持ち込むことも可能ですが、その場合も収集運搬料がかかる場合があるため注意しましょう。
購入店が近所にある方は、スムーズに処分できることが多いです。
処分方法③自治体が指定する回収業者に処分してもらう
洗濯機の処分には、自治体の指定回収業者を利用する方法もあります。
家電リサイクル法により自治体では洗濯機の回収を行っていませんが、代わりに民間の回収業者を案内しています。
回収業者を利用する場合も、リサイクル料金+収集運搬料が必要です。自治体の許可を得た業者であるため、不当請求などのトラブルに巻き込まれる恐れはありません。
ただし、サービス内容や料金は事前によく確認しましょう。業者によっては、玄関からの運び出しのみ対応しており、自分で洗濯機を取り外さなければならないケースもあります。
処分方法④指定引取所に持ち込み処分する
処分費用を抑えたい場合は、指定引取場所に直接持ち込む方法がおすすめです。
指定引取場所は、家電リサイクル法に定められた回収の拠点です。小売店が回収した洗濯機は、いったん指定引取場所に集められた後にリサイクルされます。
処分費用はリサイクル料金のみなので収集運搬料はかかりません。ただし、自力で運搬するため労力を伴います。
指定引取場所に持ち込む際の流れは、以下の通りです。
- 郵便局で家電リサイクル券を購入する
- 指定引取場所の場所や持ち込む日時を確認する
- リサイクル券を貼った洗濯機を持ち込む
各地域の指定引取場所については、家電リサイクル券センターのホームページをご覧ください。
処分方法⑤不用品回収業者に洗濯機の処分を依頼する
古い洗濯機や壊れた洗濯機の処分は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収業者では、家庭から出る不要なゴミを回収しています。廃棄に困っている洗濯機やテレビなどの家電だけでなく、家具や雑貨なども引き取り可能です。
故障した家電でも引き取ってもらえる上に、電話一本・最短即日で自宅に伺える手軽さが魅力です。
ただし、不用品回収業者によってサービス品質は大きく異なります。なかには違法営業を行っている業者も存在するため、事前に料金や廃棄方法を確認しましょう。
処分方法⑥リサイクルショップで無料処分する
まだ使える洗濯機は、リサイクルショップでの売却も検討してみましょう。
洗濯機や冷蔵庫などの処分は原則として有料ですが、売却であれば無料で処分できる上に、お金に換えられる可能性があります。
東京や仙台、神戸といった都市部をはじめ、全国には多くのリサイクルショップが存在します。できるだけ複数のお店に査定を依頼すれば、高額買取が期待できるでしょう。
ただし、破損や汚れのある洗濯機、製造から5年以上経っている洗濯機などは、買取不可となる可能性があります。
処分方法⑦ネットオークションやフリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリを利用して洗濯機を出品するのも選択肢の一つです。
「ヤフオク!」や「メルカリ」は、個人間での取引が行えるサービスです。毎日多くのユーザーが訪れるため、多少古い製品でも買い手が見つかる可能性があります。
ただし、リサイクルショップと異なり、梱包や発送は自分で行わなければなりません。取引のトラブルに遭う可能性も高く、慣れていない方にはハードルが高い点がデメリットです。
処分方法⑧引越し業者(アート引越センターなど)で処分してもらう
大手の引越し業者では、洗濯機の有料処分を受け付けています。
引越しを控えている場合は、回収業者を別に呼ぶ必要がありません。ただし、費用は他の処分方法と比べて割高になることが一般的です。
たとえば、以下の業者が洗濯機のリサイクル回収を行っています。
- アート引越センター
- サカイ引越センター
- 日本通運
- アーク引越センター
詳しい料金は、それぞれの業者にお問い合わせください。
洗濯機を処分する際の準備は?水抜きの手順
洗濯機を運搬するときは、あらかじめ水抜きを行う必要があります。
用意するものはドライバー・タオルなど。洗面器やバケツがあれば、周囲を濡らさず作業可能です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 洗濯槽の中を空にする
- 蛇口を閉じて洗濯機を回す(約1分)
- 給水ホースを外す
- 再度電源を入れて脱水する(最短コースで可)
- 排水溝から排水ホースを抜く
洗濯機を空回しすることで、洗濯機・給水ホース・排水ホースに溜まった水が抜けます。
水抜きを行わないと、運ぶ際に水が漏れて周囲を汚してしまいます。前日までに必ず水抜きを済ませましょう。
まとめ:洗濯機の処分は片付け堂にご相談ください
洗濯機は家電リサイクル法の対象です。粗大ゴミとして処分することはできませんが、家電量販店や自治体の認可業者を利用して回収してもらうことができます。
中でも、引越しや家財整理などで、洗濯機だけでなく大量のゴミを捨てるときは、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
片付け堂では、最短即日で洗濯機の回収に伺います。見積りは無料となっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。