寝具の劣化は寝心地にも大きく影響しますので、使い古した寝具類は処分し、新しく買い替えるのがおすすめです。
寝具類の処分方法はいくつかありますので、それぞれの特徴やメリットを理解し、自分に合った方法で処分しましょう。
ここでは、古くなった布団などの寝具類を処分する方法を紹介します。
可燃ごみとして処分する
布製の寝具類は一般的に「可燃ごみ」として処分することが可能です。
岡山市では、5L、10L、20L、30L、45Lの有料指定ごみ袋があり、これらに入る布製品なら、可燃ゴミとして出すことができます。
ただし、薄くて長さのあるものは、ごみ処理施設で機械の故障の原因になる可能性があります。
そのため、岡山市では、一辺が60cm以上ある布団や敷きパッドなどは、折りたたんで指定ごみ袋に入れることが可能だったとしても、粗大ゴミとして処分するよう通達しているようです。[注1]
[注1]岡山市「リサイクルガイド 可燃ごみの出し方」
なお、一辺が60cm以上ある寝具でも、はさみなどで細かくカットした場合は指定ごみ袋に入れて処分することが可能です。
厚みのある寝具類は文房具用はさみでは切りづらいので、裁縫用の裁ちばさみかキッチンばさみを使用するのがおすすめ。
マットレスの場合は包丁や大きめのカッターなどを使用すると簡単にカットすることができます。可燃ごみとして処分する方法は、粗大ごみに出す場合に比べるとコストを節約できるのがメリットです。
ただ、サイズの大きい寝具を細かくカットするのはかなりの手間と時間がかかります。
手間をかけずに処分したいのなら、枕など小さめの寝具のみ可燃ごみとして処分し、かさばるものは他の方法で処分した方がよいでしょう。
粗大ごみとして処分する
岡山市では、ごみ1つの大きさが20Lの指定ごみ袋(縦55cm×横32cm)に入らないものは、粗大ごみとして出すよう通達しています。[注2]
[注2]岡山市「リサイクルガイド 粗大ごみの出し方」
また前述の通り、布団や敷きパッドのように薄くて長さのあるものも、粗大ごみとして出す必要があります。
岡山市で粗大ごみを出す方法には「戸別収集」と「持ち込み」の2通りがあります。
戸別収集の場合
岡山市で寝具を戸別収集してもらう際の流れを紹介します。
ステップ1.粗大ごみ受付センターで申し込む
粗大ごみ受付センターに電話やFAX、インターネットなどを通じて申込みを行います。
なお、インターネット受付は過去に電話予約で戸別収集を利用した方のみ申込み可能なので要注意です。
ステップ2.必要事項を伝える
申込みの際は住所、氏名、電話番号、ごみの品目、個数、ごみを出す場所などの必要事項を伝えます。
なお、一度の申込みで受け付けてもらえるごみの個数は10個までなので、家族分の寝具をまとめて処分する場合などは複数回にわけて申し込む必要があります。
ステップ3.予約内容を確認する
受付を済ませると、センターからごみの収集日や粗大ごみ処理券の金額、受付番号などを伝えられるので、忘れずにメモしておきましょう。
ステップ4.粗大ごみ処理券を購入する
粗大ごみ処理券は、粗大ごみ処理券販売所の標示があるお店(コンビニやドラッグストア等)で購入できます。
ステップ3でセンターから通知された金額分の粗大ごみ処理券を購入しましょう。
岡山市では、かけ布団・敷布団は2枚1組で200円、スプリング入りのマットレスは2,500円で回収しています。[注3]
スプリングなしのマットレスに関しては、受付センターで金額の確認が必要です。
[注3]岡山市「ごみ分別一覧表(おもなもの)」
ステップ5.粗大ごみを出す
ステップ3で伝えられたごみ収集日に、ステップ4で購入した粗大ごみ処理券を貼り付けたごみを出しておきます。
粗大ごみ処理券はごみ1つにつき、1枚ずつ貼り付けます。
立ち会いの必要はないので、当日は在宅していなくてもOKです。
持ち込みの場合
マイカーがある場合は、粗大ごみを施設に持ち込んで処分するという方法もあります。
基本的な流れは戸別収集と同じですが、持ち込みの場合は費用がかかりませんので、粗大ごみ処理券の購入は不要です。
予約日になったら、受付時に伝えられた施設へ粗大ごみを持ち込み、係員に受付番号と氏名を告げて受付を済ませます。
なお、施設への持ち込みは1日1車となっており、1日に何度も往復したり、2台以上で持ち込んだりすることはできません。[注4]
一度に持ち込めない場合や、制限を超える個数をごみに出す場合は、別日にあらためて持ち込む必要があります。
[注4]岡山市「粗大ごみ持込みの手順」
以上、粗大ごみの出し方を2通り紹介しましたが、長さが180cm以上あるものは回収を断られてしまう可能性も。
その場合は細かくカットして可燃ごみとして処分するか、別の方法で処分することになります。
資源ごみに出す
岡山市では、リサイクル可能な古布は資源ごみに出すことを推奨しています。
寝具に限っていうと、シーツや毛布、布団カバーのうち、そのままリサイクルできるものは資源ごみとして処分可能です。
資源ごみには指定ごみ袋がありませんので、ごみに出すときは透明または半透明の袋に入れます。
資源ごみを出す場所は、指定の資源化物ステーションまたは資源回収所となります。
地域によっては可燃ごみなどを出す収集所と、資源化物ステーションの場所が異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
一方、資源ごみを各所に設けられた資源回収所に持ち込むという方法もあります。
資源回収所は市内に3つあり、祝日(年末年始は要問い合わせ)を含む月~金曜日と、日曜日(当新田資源回収所を除く)に資源ごみの受け入れを行っています。[注5]
[注5]岡山市「資源化物の市有施設での拠点回収について」
引っ越し日までに寝具を処分したいという場合は、最寄りの資源回収所の場所と受入時間を確認した上で、都合の良い日時に寝具を持ち込みましょう。
なお、寝具を資源ごみとして出す場合、特に費用はかかりません。
コストをかけずに寝具を処分できるところがメリットですが、回収日が月2回と少ないので、好きなタイミングで処分できないところがネックです。
資源回収所なら祝日を含む平日に持ち込んで処分することが可能ですが、寝具を自力で持ち込まなければならないので、車などの移動・運搬手段がなければ難しいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
サイズが大きくて粗大ごみに出せないものや、自力でごみを施設まで運搬する手段がない場合は、不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。
電話またはオンラインで依頼すれば、スタッフが自宅を訪問し、不用品を直接回収してくれます。
単品回収はもちろん、不用品回収業者によっては車の大きさによるパック料金のプランもありますので、ニーズに合った処分を行うことが可能です。
引っ越しや断捨離で寝具以外にも大量の不用品が出た場合は、可燃ごみや粗大ごみとして個別に処分するよりも、不用品回収業者に依頼してまとめて回収してもらった方が手間と時間を大幅に節約できます。
特に家具や家電を複数処分する場合、個々に料金がかかる粗大ごみよりも、定額で処分してもらえる不用品回収業者を利用した方が、コストを安く抑えられるケースもあります。
寝具以外にもいろいろなものを処分したい方や、処分に手間や時間をかけたくない方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
岡山市で古い寝具を処分するのなら、片付け堂岡山店にお任せください!
岡山市で古い布団や枕などの寝具を処分する場合、可燃ごみや粗大ごみ、資源ごみに出す方法があります。
可燃ごみや資源ごみならコストを抑えて処分することが可能ですが、大きなものは自分でカットするなどの手間をかける必要があります。
大きなものは粗大ごみに出すという方法もありますが、個別に料金がかかる上、持ち込みには車などの移動手段が必要です。
手間や時間をかけずに寝具を処分したいのなら、他の不用品もまとめて処分できる不用品回収業者に依頼した方がよいでしょう。
岡山市の片付け堂岡山店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。