座卓との相性が良い座椅子は、リビングや和室などで利用されることの多い人気の家具です。
しかし、長年使ってきて座面がへたれたり、汚れが目立ってきたりしたら、どんな方法で処分すればいいか悩んでしまいがちです。
そこで今回は、大阪市で座椅子を処分する方法を紹介します。
粗大ごみに出す
大阪市では、最大の辺または径が30cmを超えるものは粗大ごみとして出すよう指定しています。[注1]
[注1]大阪市「粗大ごみ収集（有料）」
粗大ごみを出すルールは自治体によって異なりますが、ここでは大阪市で粗大ごみを出す手順を紹介します。
ステップ1.粗大ごみの申込みを行う
大阪市では粗大ごみを出す際、事前に粗大ごみ収集受付センターへ申込みを行う決まりになっています。
日曜日と年末年始（12月29日～1月3日）以外は、月～土および祝日の午前9時～午後5時まで受付を行っていますので、都合の良い日時に合わせて手続きしましょう。
粗大ごみの申込みは電話のほか、インターネットやFAX、はがきによる申込みにも対応しています。
インターネットなら24時間365日申込み可能
インターネットの場合、24時間365日いつでも申込むことができるため、時間を気にせず申込みたい方はインターネットでの申込みがおすすめです。
FAX・はがきは環境事業センターに送付
一方、FAXやはがきで申込む場合は、用紙またははがきに住所・氏名・粗大ごみの品目を記載し、お住まいの地域を担当する環境事業センター宛に送付します。
受付を済ませると、センターから収集日、受付番号、品目ごとの手数料などが通知されます。
電話申込みの場合はその場で通知されますが、インターネットの場合は受付終了後に受け取るメールに記載された受付番号とパスワードを使用して、インターネット申込みページにある申込み内容照会から情報を確認する必要があります。
FAXやはがきの場合は、後日同じ方法で返信があります。
なるべく早めに座椅子を処分したいのなら、電話またはインターネット申込みがおすすめですが、粗大ごみの収集は申込み後、早くても5日後以降（日曜日をはさむ場合は6日後以降）になります。
申込日から1ヵ月先の収集希望日を選択できますので、電話の場合は申込みの時点でオペレーターに希望日を伝えておきましょう。
ステップ2.粗大ごみ処理手数料券を購入する
大阪市では、粗大ごみを処分する際、所定の手数料を支払う必要があります。
ステップ1でセンターから通知を受けた処理手数料分の粗大ごみ処理手数料券を購入してください。
粗大ごみ処理手数料券は、「粗大ごみ処理手数料券取扱店」の標示がある大阪市内のコンビニやスーパー、郵便局などで販売されています。
処分手数料はごみの品目によって異なり、1人がけ用の座椅子の場合は1脚につき200円です。[注2]
[注2]大阪市「品目別収集区分一覧表（50音順）」
ただし、回転機能付きの座椅子の場合は1脚400円の処分手数料がかかります。
購入した粗大ごみ処理手数料券には、センターから通知された受付番号または氏名を記入しておきます。
ステップ3.粗大ごみを出す
粗大ごみ処理手数料券を目立つところに貼り付けた上で、指定の収集場所に座椅子を出しておきます。
座椅子を複数ごみに出す場合は、1つ1つに処理手数料券を貼り付けます。
念のために手数料券を購入した際に発行された「購入者控（領収書）」は、収集が終わるまで保管しておきましょう。
可燃ごみ・不燃ごみとして出す
大阪市では、最大の辺または径が30cmを超えるものは粗大ごみの扱いとなりますが、逆にいうと最大の辺または径が30cmを超えない状態に解体すれば、可燃ごみまたは不燃ごみとして処分することが可能です。
布の部分は裁ちばさみやキッチンばさみなど、刃先が鋭く、かつ長いはさみを使用すればカットできます。
電動ノコギリで細かく解体する必要がある
座椅子を30cmを超えないように解体する場合、骨組みの処理に注意が必要です。
座椅子の骨組みにはパイプが使われているケースが多く、細かく解体するには電動ノコギリなどの道具が必要になります。
木製の骨組みを使っているものもありますが、いずれにしても30cm以下にするには専用の器具が必要になります。
可燃ごみ・不燃ごみとして処分するほうが、粗大ごみより安く処分できますが、専用器具がない方や、手間と時間をかけたくない方にはあまりおすすめできない方法です。
リサイクルショップに買い取ってもらう
家具の買い取りに対応しているリサイクルショップに持ち込めば、座椅子を買い取ってもらえる可能性があります。
査定で値段がつけば、処分費用がかからない上、臨時収入を得られるので一石二鳥です。
リサイクルショップの買取は店舗への持ち込みが基本ですが、店舗によっては出張買取にも対応していますので、座椅子を店舗に持ち込む手段がない方でも利用可能です。
リサイクルショップは買取不可のケースもある
処分だけでなく、値段もつくリサイクルショップですが、再販を前提に商品を買い取っていますので、汚れや目立つものや、座面がへたれているものは買い取ってもらえない可能性があります。
座椅子を処分する理由は人それぞれですが、古くなった、もしくは汚くなったことが理由なら、他の方法での処分を検討した方が無難です。
友人・知人に譲る
壊れていないもの、あるいは汚れが目立たないものなら、座椅子を欲しがっている友人や知人に譲るという方法もあります。
自宅まで引き取りに来てもらえば、手間やコストもかからないので、座椅子を簡単に処分できます。
ただ、相手が気心の知れた友人や知人で、かつ無料で譲る場合でも、劣化が進んだものを渡すわけにはいきません。
実用に耐えるものなら良いですが、そうでない場合はごみや不用品として処分することをおすすめします。
不用品回収業者に依頼する
処分したい座椅子が複数ある場合や、他にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
不用品回収業者なら、座椅子を単品から回収してくれるのはもちろん、トラックなどの車両に積載できる分を定額で回収するサービスも提供しています。
単品での回収は粗大ごみよりコストが割高になってしまいますが、引っ越しや断捨離で他にも不用品がたくさんある場合は、一つひとつを個別に処分するよりも、まとめて回収してもらった方がコストパフォーマンスが高くなります。
特にタンスやベッドなどの大型家具も一緒に処分したい場合は、家からの搬出や車両への積載まで丸ごと任せられる不用品業者を利用した方が、簡単＆安全に処分できます。
不用品回収業者への依頼は簡単で、電話またはインターネットなどで回収をお願いするだけです。
業者によっては依頼した当日に回収してくれるケースもあるので、引っ越し日の関係ですぐにでも処分したい！といったニーズにも対応できます。
不用品回収業者の選び方
大阪市には不用品回収業者は複数存在しますが、依頼先を絞り込むにあたって必ずチェックしておきたいのが必要な許可を得ているかどうかです。
一般家庭から不用品を回収するには、その土地の市町村長から一般廃棄物収集運搬業の許可を得ることが法律で義務づけられています。[注3]
[注3]e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
無許可の業者に座椅子の処分を依頼すると、不法投棄や不適正処理、不適正な管理による火災といったさまざまな問題が発生する原因になりかねません。
また、無許可の業者に依頼した結果、法外な処理料金を請求されたという事例も少なからず報告されています。[注4]
[注4]環境省「不用品回収業者に関する調査結果について（お知らせ）」
一般廃棄物収集運搬業の許可を得ているかどうかは、店頭や公式サイトなどを調べれば確認できますので、座椅子の処分を不用品回収業者に依頼する場合は、必ず許認可の有無をチェックしておきましょう。
大阪市で座椅子を処分するなら片付け堂にお任せください
大阪市で座椅子を処分するには、粗大ごみに出す、解体して可燃ごみおよび不燃ごみに出す、リサイクルショップに買い取ってもらう、不用品回収業者に依頼するなど、さまざまな方法があります。
最も一般的な方法は粗大ごみに出すことですが、収集所まで自力で運ばなければならない上、申込みや処理手数料券の購入も必要なので手間と時間がかかります。
リサイクルショップでの買取や知人への譲渡ならコストはかかりませんが、どちらも美品でないと難しいのがネックです。
時間や手間をかけずに処分したい場合や、座椅子のほかにも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
大阪市の片付け堂大阪店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。
電話・メール・LINE相談は無料なので、大阪市で座椅子の処分を考えている方はお気軽にお問い合わせください。
