
ゴミ屋敷は一部の地域では条例の対象となる場合があるため、早めの片付けが必要です。
しかしゴミには分別が定められているので、自治体のルールに則った片付けが求められます。
本記事では、三原市でゴミ屋敷を処分したい人に向けて、その方法を解説します。
三原市のゴミ屋敷は自分で片付けられる
三原市のゴミ屋敷は自分で片付けることが可能です。そのためには市のゴミ収集のルールに従って片付けましょう。三原市のゴミ収集は次の7つに分けられます。(※1)
- もやすごみ
- 不燃物
- びん・飲料缶
- ペットボトル
- 容器包装プラスチック
- 発火性・有害ごみ
- 大型ごみ
もやすごみ
三原市では指定の袋に入れたうえで、もやすごみを出す必要があります。
その際の重さは10kg以内に限られています。また、指定の袋に入らないような大きさのごみ(10kg以内)は、もやすごみ処理券を貼って出しましょう。
三原市指定のもやすごみ用の袋、もやすごみ処理券の価格は次のとおりです。(※1)
- 袋の大きさ
- 金額
- 大袋(45リットル)
- 370円(10枚入)
- 中袋(30リットル)
- 250円(10枚入)
- 小袋(15リットル)
- 130円(10枚入)
- 処理券
- 51円/枚
指定の袋に入らないもやすごみとして、布団やカーペット、木くずが挙げられます。
これらは、次のようにして出します。
- 布団やカーペット
⇒畳んだうえで紐で縛る - 木くず(長さ1m、太さ7cm以下)
⇒直径40cm以内の束にしたうえで紐で縛る
どちらも処理券を貼り付ければ、もやすごみとして出せます。ただし、木くずの場合は長さ1m以上、太さ7cm以上のものはごみとして回収できないので注意が必要です。
(※1)もやすごみ指定袋等の価格・取扱店について|三原市(2022.11.20)
もやすごみを出すときの注意点
三原市でもやすごみを出すときは、牛乳パック、布類や段ボール、古紙類に注意しましょう。市では牛乳パックであれば一部の小売店が行っている店頭回収、布類や段ボール、古紙類であれば地域の資源回収への依頼を促しています。
また、大型の木製家具は解体したうえで木くずとしてごみに出すか、解体せずに清掃工場へ直接搬入することが定められています。
不燃物
三原市で不燃物を捨てる際は、専用の袋で出すもやすごみと異なり、透明もしくは中身が見える袋(45kg以内)に入れます。三原市では飲料缶を除く缶類は不燃物として捨てられます。
不燃物を出すときの注意点
不燃物のなかでも、包丁やハサミ、ガラスや割れたびんなどの角が尖ったものは、そのまま袋に入れてしまうと、ケガにつながりかねません。そのため角が尖ったものを不燃物として捨てる際は、厚紙でくるんだうえで、段ボールか厚手の紙袋に入れて「危険」と書いて出しましょう。また、照明器具を不燃物として捨てる場合は、蛍光灯・電球を外して出します。
びん・飲料缶
三原市では綺麗なびんや缶は、紙製のラベルを付けたままで同じ袋に入れてゴミとして出せます。ゴミとして出されたびんや缶は資源化されるため、中身を取り除き水洗いして出しましょう。
なお、油のびんのように汚れが落ちないものは不燃物として捨ててください。
ペットボトル
ペットボトルはフタとラベルを外したうえで、中身がわかる透明の袋(45kg以内)に入れてゴミとして出しましょう。汚れが落ちていないペットボトルや油のペットボトルはもやすごみとして出します。また、取り除いたフタとラベルは容器包装プラスチックとして出せます。
容器包装プラスチック
発泡スチロールや食品トレイ、ペットボトルのフタやラベル、シャンプーボトルなどは容器包装プラチックとしてゴミ出し可能です。ペットボトルと同様、汚れを落としたうえで出します。もし汚れが落ちないのであれば、もやすごみとして出しましょう。
発火性・有害ごみ
発火性・有害ごみは次の種類によって別々の袋に入れて出します。
- 発火性危険ごみ
例:カセットボンベ、ガスライター、スプレー缶 - 電池
例:乾電池、ボタン電池、リチウム電池 - 電池の外せない小型家電・充電式小型家電
例:ゲーム機、電動カミソリ、電子たばこなど - 蛍光灯(有害ごみ)
例:電球、水銀入り体温計を含む
発火性危険ごみは中身を使い切り、フタを外したうえで出します。電池は電極をテープなどで覆って絶縁した状態で出しましょう。また、蛍光灯や電球といった有害ごみは、割れないように新聞紙でくるんだり箱に入れたりして出します。中身がわかるようにしておくことも大切です。
大型ごみ
大型ごみは不燃物で縦、横、高さの合計が約150cmを超えるものです。次のようなものが大型ごみとして分類されます。
- 自転車
- 大型の家庭用電気器具(オルガン、電子オルガンなど)
- 木製を除く家具類
大型ごみは収集日の前日16時30分までに予約しておく必要があります。
また、2人で積み込めないものは回収してもらえないので注意しましょう。
ゴミ屋敷の片付けで出た大量のゴミは市で回収しない

ゴミ屋敷を片付けるとなると、一度に大量のゴミが出る可能性があります。このように一度に大量発生したゴミは、市で収集しないため、所定の場所に自ら直接持ち込まなければなりません。持ち込み先はもやすごみ、もやさないごみでそれぞれ異なります。
- もやすごみ:清掃工場
- もやさないごみ:不燃物処理工場
清掃工場、不燃物処理工場ともに土日、一部祝日、年末年始を除き、8時30分~12時、13時~16時30分まで受け付けています。なお、搬入時には運転免許証などの市内に住所があることがわかる書類が求められます。
直接搬入できない場合は、三原市のホームページに掲載されている収集運搬許可業者に運搬を依頼することが可能です。
スプリングの入ったソファやマットレス類・マッサージ機は市では処理非対応
スプリングの入ったソファやマットレス、マッサージ機は三原市で収集に対応していません。
そのため、市が指定する業者に直接搬入するか、有料で一般廃棄物収集運搬許可業者に運搬を依頼しましょう。
運搬費用を除く処理にかかった費用は市で負担してくれるため、事前に環境施設課に電話しておく必要があります。
家電4品目は市では処理に非対応
テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機といった家電4品目は、家電法でリサイクルが定められているため市では回収していません。
三原市で家電4品目を片付ける方法は、「買い替えに伴う処分」と「処分のみ」で異なります。
買い替えは家電量販店に引き取りを依頼
家電4品目を買い替えた際は、新たに家電を買った店舗に引き取りを依頼します。
なお、引き取り時には家電量販店へ収集運搬料とリサイクル料金を支払う必要があります。
処分のみは大きく3つの方法がある
家電4品目を買い替えず、処分のみする方法は次の3つです。
- 購入した家電量販店に処分を依頼する
- 自分で指定取引所に持ち込む
- 市内家電回収協力店に持ち込む
購入した家電量販店に処分を依頼する場合は、リサイクル料が発生します。また場合によっては収集運搬料も発生します。
一方、自分で指定取引所に持ち込む場合、最寄りの郵便局で家電リサイクル券を購入して、リサイクル料金を振り込みます。その後、次の指定引取場所に持ち込みましょう。
- 備後通運株式会社 尾道支店尾道港営業所
- 岡山県貨物運送株式会社 尾道営業所
直接指定取引所に持ち込めないのであれば、市内に2カ所ある次の市内家電回収協力店に引き取りを依頼可能です。
- エディオン アクロスプラザ三原店
- ヤマダ電機 テックランド三原店
なお、協力店に引き取りを依頼する際は、希望する日に対応可能か、いくら費用がかかるかを確認しておきましょう。
家庭用パソコンの処分はメーカーに依頼
家電4品目と同様、家庭用パソコンも市では回収に対応していません。
家庭用パソコンを処分する場合はメーカーに依頼しましょう。自作のパソコンやメーカーが倒産してしまっているといったケースでは、一般社団法人パソコン3R推進協会に有料で回収を依頼できます。なお、プリンターやスキャナーは不燃物として処分可能です。
ゴミ屋敷を放置していると近隣に被害を及ぼす可能性がある

ゴミ屋敷を放置していると、その家に住んでいる人の健康被害に加えて、火事や悪臭、害虫の発生などで近隣に被害を及ぼしかねません。
近隣への被害が拡大すると行政から指導や勧告が行われます。再三の指導、勧告がされているのにもかかわらず放置し続けていると、行政執行によって強制的に片付けられてしまいます。
行政指導でかかった費用は行政が立て替えますが、その後住人に請求されるのです。
ゴミ屋敷が火事になりやすい理由
ゴミ屋敷が火事になりやすい理由として、ゴミが散乱していて火が燃え広がりやすいという点が挙げられます。
また、ゴミ屋敷は掃除が行われていないためコンセントにホコリが溜まりやすく、そこから出火してしまう場合もあります。
さらに火元であるコンセントがゴミに覆われていると発見が遅れてしまい、気づいたときには周囲のゴミに燃え広がってしまっているケースも考えられるでしょう。
三原市のゴミ屋敷は専門業者に片付けを依頼できる
三原市のゴミ屋敷は、市のルールに則って自分で片付け可能です。
しかし、一度に多くのゴミを受け付けておらず、大量のゴミを処分するには施設に直接搬入する必要があります。そのため、時間がない方には難しいかもしれません。
また、家電4品やパソコンはリサイクルとして出さなければなりません。
一方、専門の業者に片付けを依頼すれば、一括で処分できます。
不用品買取で費用を抑えられる
個人でゴミ屋敷を片付けようとした場合、家電4品やパソコンをリサイクルする費用が発生します。
しかし、専門業者にゴミ屋敷の片付けを依頼した場合、不用品買取サービスを行っている業者であれば、リサイクル費用がかからず、反対に買い取ってもらえる可能性があります。
不用品買取サービスは家電だけではなく、ソファーなどの家具にも対応しているため、処分だけを依頼したときよりも費用が抑えられるかもしれません。
片付け堂三原店なら
ゴミ屋敷清掃から買取までをワンストップで対応
三原市のゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼するのであれば、片付け堂三原店がおすすめです。
片付け堂では、ゴミ屋敷清掃というサービスを用意しています。
ゴミの処分や部屋の掃除はもちろん、不用品の買取までを行っています。
片付け堂は豊富な実績もあるため、迅速な対応が可能です。
三原市のゴミ屋敷を片付ける際は専門の業者に依頼しよう

三原市のゴミ屋敷は自分で掃除可能です。その際は三原市のゴミ出しルールに従って片付けを進めましょう。
ただ、三原市では一度に大量のゴミを回収してくれません。一度に大量のゴミを処分するには、施設に持ち込むか収集運搬許可業者に運送を依頼する必要があります。また、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機やパソコンはリサイクルとして処分しなければなりません。
このような労力を減らすためには、専門の業者に依頼しましょう。
三原市の片付け堂三原店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。
電話・LINE・メール相談は無料なので、三原市でゴミ屋敷の片付けを考えている方はお気軽にお問い合わせください。