タンスを処分するタイミングはご家庭によってさまざまですが、特に引越しや大掃除などの際に処分を検討される方が多い傾向にあります。
タンスは一度購入すると長く使う場合が多いため、そうそう処分することはないもの。
だからこそ、「タンスを処分したいけど、正しい処分方法は?」「粗大ゴミに出す以外の処分方法はあるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、粗大ゴミに出す方法を含めたタンスの正しい処分方法と、各々のメリット・デメリットなどを併せてご紹介いたします。
タンスの処分にお困りの方は、ぜひ参考になさってください。
タンスの処分方法7選とメリット・デメリット
タンスを処分する際、まっさきに思い浮かぶのは「粗大ゴミに出す」という方法かと思います。もちろん、粗大ゴミに出す処分方法も正しいのですが、それ以外にも、タンスを正しく処分する方法が複数存在します。
ここからは、タンスを正しく処分する方法と、各々のメリット・デメリットを詳しく解説いたします。
粗大ゴミに出す
まず、もっともオーソドックスな「粗大ゴミに出す」という方法です。
お住まいの自治体の役場などに事前に連絡を入れて、指定の日に指定の場所にタンスを持って行く方法で、家具などを処分する際、多くの方がこの方法を取っています。
メリット
粗大ゴミに出すメリットとしては、「自治体に処分を依頼できるため、安心して任せられる」という点でしょう。
また、処分にかかる手数料もそれほど高いものではありません。
一例ですが、例えば東京都目黒区では、「最大2辺の計が、200センチメートルを超え270センチメートル以下」の場合は1000円、「最大2辺の計が、270センチメートルを超え360センチメートル以下」の場合は1700円となっています。
タンスは大型である場合が多いため高額な手数料がかかりそうなイメージですが、おおむね1000円~2000円台で処分できます。
デメリット
粗大ゴミに出すデメリットは、指定の場所までご自身でタンスを運ばなければいけない、という点でしょう。
一般的なタンスは自家用車に乗せることが難しいため、場合によっては軽トラックなどを借りて移動させなければならないという手間が発生します。
ただし、自治体によってはご自宅の前まで回収しに来てくれるところもあるため、事前に問い合わせてみましょう。
自治体のゴミ処理施設に持ち込む
自治体のゴミ処理施設に持ち込むという処分方法もあります。
手続きは粗大ゴミの時とあまり変わらず、事前に役場などに連絡を入れ、指定された日に指定のゴミ処理施設にタンスを持ち込むといった流れです。
メリット
こちらのメリットも粗大ゴミ同様、自治体が適切に処理を行ってくれるため、安心して依頼できる点にあります。
また、事前の予約なしで、直接運び込みを受け入れてくれる自治体も存在します。急ぎの場合などは便利なので、お住まいの自治体のホームページをよく確認してみましょう。
デメリット
デメリットも、粗大ゴミに出す方法とほとんど変わりません。
基本的にゴミ処理施設にはご自身でタンスを運び込まなければいけないため、場合によっては軽トラックを借りたり、お持ちでなければ大型のワゴン車をレンタルしたりする必要があるでしょう。
また、受付時間も決まっているため、事前に確認しておく必要があります。
フリマ・オークションに出品する
フリマやネットオークションにタンスを出品するという処分方法も、悪い処分方法ではありません。
近年では無料のフリマアプリなどが多く出てきているため、気軽に出品することができるでしょう。
メリット
タンスをフリマやネットオークションに出品するメリットは、ご自身で値段を設定できるといった点です。
時間はかかるかもしれませんが、希望の額でタンスが売れる可能性があります。
また、無料で出品できるという点もメリットにあたるでしょう。
デメリット
フリマやネットオークションに出品するデメリットとしては、まず「タンスの写真撮影に手間がかかる」といった点でしょう。
画質が粗かったり、詳細な画像が添付されていなかったりすると、それだけで売れる可能性がガクッと下がってしまいます。
フリマやネットオークションに出品する際は、できるだけ高画質で、詳細な画像が複数枚用意できなければ、多くの方の目にとめてもらうことは難しくなるでしょう。
また、たとえ売れたとしても、タンスを梱包・発送しなければいけません。
大型家具の梱包は場合によっては解体が必要になるため、大きな手間になってしまうでしょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
タンスをリサイクルショップに買い取ってもらうという処分方法も、正しい処分方法のうちのひとつです。
リサイクルショップに買い取ってもらえば、タンスを必要としている方に再利用してもらえます。
メリット
リサイクルショップでの買取りのメリットは、やはりタンスがお金に換わるという点ではないでしょうか。
タンスが有名メーカーのものであったり、状態がかなり良いものであったりする場合は、想像よりも高値がつく場合も。
臨時収入を得ることができるため、ただ処分してしまうよりもメリットが大きいでしょう。
デメリット
ただし、リサイクルショップへは、ご自身でタンスを持ち込まなければいけません。
タンスを移動させる手間が発生する上、タンスの状態があまり良くない場合は、値段がつかないことも。
また、状態がかなり悪い場合は、引き取りを断られてしまう場合もあるため、せっかく運び込んだタンスを再び自宅へ持ち帰らないといけない可能性が出てきます。
引越し業者に引き取ってもらう
不要になった家具は、引越しの際に引越し業者に引き取ってもらうこともできます。
具体的なメリット・デメリットは、以下のようなものです。
メリット
引越し業者にタンスの回収を依頼した場合、引越しと同時に回収を行ってもらえるため、「引越しの際にまだ古いタンスが家にある」といったことや、逆に「タンスの処分が早く済んでしまい、引越しまでに服を収納しておく場所がない」といったことを避けられます。
ただし、引越し業者に家具などの処分を依頼する場合は事前の申し込みが必要なので、忘れずに行うようにしましょう。
デメリット
引越し業者にタンスの回収を依頼するデメリットは、「そもそも家具の回収をしてくれない業者もある」という点です。
また、タンスなどの大型家具の回収のみ断っている業者もあるため、「不要品の回収も承ります」という文句につられて詳細を確認しないまま申し込んでしまうと、当日になって実は回収できませんでした…なんていうことにもなりかねません。
リスクを回避するためにも、事前にしっかりと問い合わせを行う必要があります。
解体できる場合は可燃ゴミ・不燃ゴミに出す
解体できる場合は、可燃ゴミ・不燃ゴミとして一般ゴミに出すといった処分方法もあります。
費用がかからない一方で、かなりの手間が発生するというデメリットがあるため、詳しく確認していきましょう。
メリット
可燃ゴミ・不燃ゴミとしてタンスを処分する場合、費用がかからない点が一番のメリットと言えるでしょう。
一般ゴミの扱いになるため、普段のゴミを捨てる感覚で、指定の日にゴミ捨て場に持って行くだけで処分が完了します。
デメリット
費用がかからない一方で、解体の手間がかかるというデメリットがあります。
一般ゴミに出す場合は、多くの自治体で「一辺が30cm以内になるように」という指定がされているため、ノコギリなどを使ってタンスに使われている板を分割しなければいけません。
タンスは一辺が長い場合が多いため、かなりの手間がかかることが予想されます。
また、解体に慣れていない方は、怪我をしてしまう恐れもあるため、細心の注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
タンスを処分する方法には、不用品回収業者に依頼するといったものもあります。
不用品回収業者に依頼するメリットは多く、時間のない方や手間をかけたくない方におすすめです。
メリット
不用品回収業者にタンスの処分を依頼するメリットは、非常に多いです。
まず、タンスがどのような状態でも引き取ってくれるという点。例えば、タンスとして機能しないくらい傷んでしまっているものでも、不用品回収業者であれば、問題なく引き取ってくれます。
また、作業はすべてスタッフに任せれば良いので、ご自身でタンスを移動させる手間も省けます。
中には回収と同時に買取りを行っている業者もあるため、タンスに値段がつけば、よりお得にタンスの処分を行うことができるでしょう。
デメリット
不用品回収業者にタンスの処分を依頼する際にデメリットとなるのは、おそらく料金面でしょう。
人件費などがかっているため、どうしてもほかの処分方法よりもやや高額になってしまう傾向にあります。
それでも、同時買取サービスなどを利用すれば費用を抑えられますし、お金よりも時間を優先したいという方には向いている方法であることには間違いありません。
タンスを処分する際のポイント
それでは、実際にタンスを処分する際、どういった点に注意すれば良いのでしょうか。
ここからは、タンスを処分する際のポイントや注意点などについてご説明いたします。
フリマなどに出す際はできるだけ綺麗にしておく
フリマやネットオークションなどに出品する場合は、タンスをできるだけ綺麗に掃除しておきましょう。
拭き掃除などで消せる汚れはすべて落としておくことが理想的です。
掃除では消せない傷は、売れ行きが悪くなったり、査定額がガクッと下がってしまったりする場合があるため、日頃からなるべく丁寧に扱うことも心がけましょう。
タンスを購入したての頃は、処分のことまで考えが及ばないことが多いですが、これからタンスを購入するという方は、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
一般ゴミとして出す場合はサイズを確認する
タンスを解体して一般ゴミとして出す場合は、自治体の規定のサイズを確認するようにしてください。
多くの自治体では一辺30cm以内としていますが、場所によっては規定のサイズが異なる場合もあります。
タンスを解体する前に、お住まいの自治体のホームページなどでしっかりと確認するようにしましょう。
業者に依頼する際は必要な許認可を得ている業者に頼む
また、タンスの処分を不用品回収業者に依頼する場合は、その業者が自治体から「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得ているかを、必ず確認してください。
この許可を得ずに一般のご家庭から不要品を回収する業者は、違法業者の扱いになります。
利用者側の責任として、一度回収されたタンスを再度引き取らなければいけなくなるため、必要な許可をしっかりと得ていて、安心して任せられる業者に依頼するようにしてください。
業者のホームページに許可の記載がない場合は、事前に問い合わせてみることをおすすめいたします。
タンスの処分は安心できる方法で正しく行おう
今回の記事では、数多くあるタンスの処分方法をご紹介いたしました。
さまざまな選択肢がありますが、お金を優先するか、時間を優先するかでも、選択肢が変わってきます。
また、早急に処分したいか、そこまで急ぎの処分ではないか、などによっても、選択する処分方法が異なるはずです。
例えば、「急ぎで処分したいわけではないし、手間がかかっても良い」という場合には、粗大ゴミなどに出す方法を選択しても良いでしょうし、「早急に処分したい上に、手間もかけたくない」といった場合には、不用品回収業者の利用を選択しても良いでしょう。
どの方法も正しい処分方法に該当しますので、メリットとデメリットをよく見比べて、ご自身に合った方法を選択してください。
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