遺品整理では、親族間でのトラブルや、業者とのトラブルに注意しなければなりません。
とはいえ、どのようなトラブルが起こりやすいのかを知らなければ、注意の仕様がありませんよね。
そこでこの記事では、遺品整理でよくあるトラブルと対処法、それから回避策について詳しく解説していきます。
遺品整理作業でよくあるトラブル3つと対処法
では早速、遺品整理作業でよくあるトラブルと対処法について、詳しく見ていきましょう。
トラブル① 捨ててはいけないものを捨ててしまった
遺品整理では、捨ててはいけないものがたくさん出てきます。
例えば、
- 預金通帳
- 印鑑
- クレジットカード
- 各種権利書
などです。
これらの品物を間違って捨ててしまうと、後の手続きが大変になったり、トラブルが起こったりする可能性が高くなります。
捨ててしまったことにすぐ気づければ、何とか回収できるケースもありますが、時間が経ってから気づくと対処の仕様がなくなりますので、捨てていいものと捨ててはいけないものをしっかり分けた上で整理していきましょう。
トラブル② 遺品の分配で家族と揉めてしまった
資産性の高い品物や、故人の思い出が詰まった品物は、家族で分配することが多いです。
ただ、特に資産性の高い品物は「誰が受け取るのか」でトラブルが起こりやすいため注意しなければなりません。
このようなトラブルが起こってしまった場合、あるいは起こりそうな場合は、双方が納得するまで話し合うことが大切です。
誰か一人でも納得していない方がいる場合、より大きなトラブルに発展する可能性が高くなりますので注意しましょう。
トラブル③ 遺品整理中にケガをしてしまった
遺品整理では、重たい家具や家財などを運び出す必要が出てきます。
その際に、足の上に落としてケガをしたり、角の部分でケガをしてしまったりすることも考えられます。
遺品整理中のケガについては、対処法というよりも未然に防ぐ方法を考えることが大切です。
ケガをしてしまってからでは遅いため、少しでも不安な場合は業者に任せたり、体力のある方にお願いをしたりしましょう。
遺品整理業者との間であるトラブル7つと対処法
では次に、遺品整理業者との間でよくあるトラブルと対処法について、詳しく解説していきます。
トラブル④ 見積もり以上の費用を請求された
優良業者の場合、基本的に見積もりから金額が変わることはありませんし、万が一追加費用が発生する場合でも、依頼者に確認を取り、了承を得た上で費用を請求するため、大きなトラブルになることはほとんどありません。
しかし、悪質業者の場合は、あえて見積もり額を低くしておいて、後から追加請求をするケースもありますので、事前にしっかりと費用について確認をしておくことが大切です。
トラブル⑤ 捨ててはいけないものを捨てられた
先ほども解説したように、遺品整理では捨ててはいけないものがたくさん出てきます。
遺品整理業者はプロですので、捨ててはいけないものと捨てて良いものを正確かつスムーズに仕分けてくれます。
しかし、経験の浅いスタッフや、実績の少ない業者に任せてしまうと、捨ててはいけないものを処分されてしまう可能性が高くなるのです。
こちらも、早い段階で気が付けば対処できますが、気付くのが遅れると対処できなくなることもありますので、トラブルを避けるためにも、経験と実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。
トラブル⑥ 希望していない品物を無理やり買取された
遺品整理業者の中には、遺品の買取に対応しているところもあります。
買取に対応している業者に依頼することによって、処分と買取を同時に行えるため一石二鳥といえます。
ただ、希望していない品物を無理やり買取されたり、回収されたりするケースもあるのです。
基本的に、遺品整理業者は依頼者の承諾を得て遺品の買取を行います。
承諾なしに遺品を買取したり、回収したりすることはできません。
そのため、買取や処分をする気がない場合は、はっきりとその旨を伝えるようにしましょう。
トラブル⑦ 価値のある品物を盗まれた
非常に稀なケースではありますが、価値のある品物を盗まれてしまうケースもあります。
実績豊富な優良業者に依頼すれば、このようなトラブルが起こることはまずありません。
そのため、トラブルを避けるためにも慎重に業者選びを行うことが大切です。
また、盗難対策として貴重な品物は事前に保管しておくというのも1つの方法といえます。
トラブル⑧ 価値のある品物を買い叩かれた
買取に対応している業者の中には、依頼者が相場を理解していないことを逆手に取り、価値のある品物を買い叩こうとするところもあります。
業者は買取した品物を再販することによって利益を得ているため、安く買取すればするほど利益を大きくできるのです。
このようなトラブルを避けるためには、事前に相場を確認しておく必要があります。
相場を把握しておけば、極端に安い価格を提示された場合にはっきり「NO」といえるため、買い叩きを防ぎやすくなります。
トラブル⑨ 家具などの搬出中に、壁や床など家屋を傷つけられた
遺品整理の現場では、タンスやベッドなどの大型家具や、冷蔵庫・洗濯機などの家電製品、その他こまごまとした日用品などを分別し搬出するため、トラックまでの搬出や運搬には細心の注意を払わないといけません。
あまり経験のない業者さんに依頼すると、遺品の搬出中に、大きな家具や冷蔵庫が階段や廊下でつっかえて、壁や床を傷つけられることも多々あります。
搬出の際には、運び出しルートと搬出する荷物のサイズをしっかり計算して、養生用の毛布やパネル、養生シートなどを要所要所に貼ってくれる業者さんを選びましょう。
また、万が一傷が入ってしまった時は、保険などを使ってしっかりと責任を持って修繕してくれるかも確認しておきましょう。
トラブル⑩ 遺品を山や海に不法投棄された
遺品整理で意外とよくあるのが、不法投棄によるトラブルです。
こう聞いて、
「不法投棄は業者の問題だから自分たちは関係ない」
と考える方もいると思いますが、不法投棄は持ち主も罰則の対象になることがあります。
特に、遺品整理を事業として行うために必要な「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けていない無許可業者が不法投棄をする可能性が高いため、事前に業者が必要な許可を取得しているかどうかを確認することが大切です。
遺品整理のトラブルを回避する3つのコツ
では次に、遺品整理のトラブルを回避するコツについて詳しく解説していきます。
コツ① 遺品整理の実績が豊富な優良業者を探す
遺品整理のトラブルを防ぐためには、実績が豊富な優良業者を探すことが大切です。
実績が豊富ということは、それだけ多くの顧客から選ばれているということですので、安心して依頼できます。
実績については、HPで公開しているケースがほとんどですので、事前に確認しておきましょう。
コツ② 複数の業者から遺品整理の見積もりを取る
遺品整理の費用は、業者によって大きく異なります。
そのため、複数の業者から相見積もりを取った上で、依頼する業者を絞り込んでいくことが大切です。
相見積もりを取れば、相場も把握できますし、各業者の対応についてもある程度確認できるため、質の高い業者を見つけやすくなります。
コツ③ 遺品整理の作業には必ず立ち会う
遺品整理業者の中には、立ち合い不要で作業を進めてくれるところもあります。
遠方に住んでいる方からすると非常に便利なシステムですが、立ち合いをしない場合、ものが壊されたり、盗まれたりしてもすぐには気付けません。
そのため、安心して遺品整理を進めるためにも、可能な限り作業には立ち会うことをおすすめします。
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まとめ
遺品整理では、親族間でのトラブルや業者間でのトラブルが起こりやすいです。
ちょっとしたすれ違いがきっかけで、より大きなトラブルに発展してしまうケースもあります。
とはいえ、事前に起こり得るトラブルを把握し、対策をしていけばスムーズに遺品整理を進められる可能性が高くなりますので、今回紹介したことを参考にしながら慎重に作業を進めていきましょう。
また、遺品整理は業者に依頼することもできますが、業者の選び方を間違えるとトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
安心して遺品整理を行いたい方は、全国チェーンの片付け堂高松店までお気軽にご相談ください。