岡山市で家具や家電などを処分する手段として、粗大ゴミの持ち込みがあります。粗大ゴミの持ち込みには一定のルールがあるので、岡山市で粗大ゴミの処分を検討している方は手順や基本を覚えておきましょう。本記事では岡山市で粗大ゴミの持ち込みを行う手順や、持ち込み以外で粗大ゴミを処分する方法をご紹介します。
岡山市の粗大ゴミの持ち込み方法
岡山市で粗大ゴミを持ち込みする場合の手順を紹介します。
ステップ1.粗大ゴミ受付センターに連絡して申し込みを行う
粗大ゴミ受付センターにいきなり粗大ゴミを持って行っても回収してもらえません。まずは粗大ゴミ受付センターに連絡し、持ち込みの申し込みを行う必要があります。
申し込みの方法は電話(086-227-5300)とFAX(086-227-0053)のほか、岡山市のホームページ上の「粗大ごみネット受付」からオンラインで申し込むことも可能です。(※)電話とFAXは月曜~金曜の午前9時~午後4時が受付時間となっています。祝日も受付していますが、12月29日~1月3日は年末年始休暇で対応していませんので要注意です。
インターネット受付なら24時間いつでも申し込むことができるので、受付時間内に電話やFAXをするのが難しい方はオンラインで手続きしましょう。
出典:岡山市.「粗大ごみ持込みの手順」(入手日付2023-03-04)
ステップ2.必要事項を伝える
申し込みの際は、粗大ゴミを持ち込む施設、持ち込みの希望日、住所、氏名、電話番号、ゴミの品目、個数を伝え、持ち込み施設は以下2つから選択します。
- 施設名
- 東部リサイクルプラザ
- 西部リサイクルプラザ
- 住所
-
岡山市東区
西大寺新地453 -
岡山市北区
野殿西町428-2
- 受け入れ時間
-
月曜~金曜(祝日含む)8時~15時
第3日曜
8時~11時、13時~15時 - 日曜~金曜(祝日含む)8時~16時
基本的には自宅から近い施設を選択しますが、上記のとおり、施設によって受け入れ曜日、時間が若干異なります。とくに東部リサイクルプラザは日曜の受け入れを行っていないので、どうしても日曜日に粗大ゴミを処分したい場合は、自宅から遠くても西部リサイクルプラザに持ち込むようになります。
施設への粗大ゴミの持ち込みは自家用車などを使って行うことになりますが、車両によっては持ち込みできない場合があります。一般的な乗用車以外の車両を使う場合は、申し込み時にあらかじめ問い合わせておくことをおすすめします。
ステップ3.予約内容を確認する
申し込みが完了すると、施設から粗大ゴミの持ち込み日と受付番号、持ち込み施設を伝えられます。とくに受付番号は粗大ゴミを持ち込む際に必要なので、忘れずにメモしておきましょう。
ステップ4.粗大ゴミを施設に持ち込む
粗大ゴミを持ち込む当日になれば、予約した本人が施設へ直接粗大ゴミを搬入します。係員にステップ3で伝えられた受付番号と氏名を伝えて受付を済ませ、持ち込んだ粗大ゴミを引き渡します。なお、岡山市では施設への粗大ゴミの持ち込みに手数料はかかりません。無料で粗大ゴミを処分できるのが持ち込みならではの利点です。
岡山市で粗大ゴミの持ち込みを行うときの注意点
岡山市で粗大ゴミを施設に持ち込む際に注意したいポイントを3つ紹介します。
1.持ち込み不可の粗大ゴミに注意
岡山市では、20Lの有料指定ゴミ袋(縦55cm×横32cm)に入らないものは粗大ゴミとみなされます。ただし、家電リサイクル法の対象となる以下4品目に関しては同法のルールに従って処分する必要があるため、岡山市での回収は不可となっています。(※)
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
また、事業活動にともなって排出されたゴミや、以下の排出禁止物などは持ち込み不可なので注意が必要です。(※)
- タイヤ
- ドラム缶
- 仏壇
- ピアノ
- モーターバイク
- バッテリー
- 消化器
- ガスボンベ
- フロン類を使用している製品(回収証明書があるものは可)
※出典:岡山市.「使用済小型家電は資源です 回収・リサイクルしています。」(入手日付2023/03/06)
2.申し込みは持ち込み希望日の前日まで
粗大ゴミ受付センターへの申し込みは、持ち込みを希望する日の前日までに済ませましょう。ただし、予約の状況によっては希望日に予約を取れない可能性があります。とくに引越しシーズンなどは持ち込み予約が入りやすく、混雑が予想されます。引越しなどの関係で決まった期日までに粗大ゴミを処分しなければならない場合、なるべく早めに申し込みを済ませておきましょう。
3.持ち込みは1日1車両まで
粗大ゴミの持ち込みは1日1車両までとなっています。2台以上での持ち込みはもちろん、1日に複数回持ち込むのもNGなので、粗大ゴミが大量にある場合は改めて別日に予約を取る必要があります。持ち込み車両にも一定の制限があるので、一度にたくさんの粗大ゴミの持ち込みはできないことを念頭に置いておきましょう。
持ち込み以外で岡山市で粗大ゴミを処分する方法
岡山市で粗大ゴミを処分する方法は、施設への持ち込み以外にも複数あります。
ここでは主な粗大ゴミの処分方法を5つ紹介します。
1.粗大ゴミの戸別収集
粗大ゴミの戸別収集とは指定の場所に粗大ゴミを出し、岡山市に回収してもらう方法です。市が回収するという点は粗大ゴミの持ち込みと共通していますが、戸別収集はゴミを出す場所を指定できる、手数料がかかる、申し込みから回収までに日数を要するなどいくつかの違いがあります。
基本的な手順は持ち込みの場合と同じで、粗大ゴミ受付センターへ申し込みを行い、必要事項を伝えて予約を取ります。申し込みは電話、FAX、インターネットで受け付けていますが、インターネット申し込みは一度戸別収集を行った方のみ対象です。初めての申し込みは電話またはFAXを利用しましょう。
粗大ゴミは1度の申し込みで10個まで受け付けてもらえます。ゴミを出す場所も指定できますが、邪魔になるような場所や回収車が入れない場所などは指定できませんので注意しましょう。(※)
また、戸別収集の場合は粗大ゴミの種類や個数に応じた粗大ゴミ処理券が必要になります。予約受付時に、センターから粗大ゴミ処理券の金額が伝えられるので、予約日までに市内のスーパーやホームセンター、コンビニなどで指定金額分の処理券を購入しておきましょう。
手数料はゴミの種類やサイズによって異なりますが、1個あたり200円~2,500円です。(※)なお、郵便局で購入した家電リサイクル券を別途準備すれば収集手数料2,500円(処理券)を添付することで、家電リサイクル法対象の家電4品目も回収してもらえます。(※)処理券は粗大ゴミ一個ずつに貼り付け、予定日に指定の場所へ排出しておきます。
施設への持ち込みに比べると、自宅など指定場所まで回収しにきてもらえることや家電4品目も収集してくれることが利点です。ただし、粗大ゴミ1個ごとに手数料がかかる上、予約状況によっては申し込みから収集まで数十日かかることもあります。引越しなどの関係上、すぐ粗大ゴミを処分したい場合には他の方法を検討しましょう。
※出典:岡山市.「粗大ごみ戸別収集の手順」(入手日付2023/03/06)
※出典:岡山市.「粗大ごみ戸別収集手数料」(入手日付2023/03/06)
※出典:岡山市.「家電4品目の出し方」(入手日付2023/03/06)
2.粗大ゴミのふれあい収集を利用する
粗大ゴミのふれあい収集とは粗大ゴミを排出するのが困難な世帯に代わり、岡山市が粗大ゴミを搬出・収集するサービスのことです。粗大ゴミのふれあい収集を利用するには世帯員全員が以下いずれかの事由に該当しており、自分たちで屋外に粗大ゴミを排出するのが困難であることが条件となります。(※)
- 65歳以上の人
- 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳の交付を受けている人
- 介護保険の要介護または要支援認定を受けている人
- 01~03に掲げる人と同居している小学生以下の児童
申し込み方法は戸別収集と同じですが、申し込みの際に粗大ゴミのふれあい収集の利用を伝える必要があります。なお、粗大ゴミのふれあい収集の申し込みは電話またはFAXのみの受付です。ふれあい収集は粗大ゴミの屋外への搬出まで任せられる利点がありますが、前述のとおり、一定の要件を満たした人しか利用できないところがネックです。
※出典:岡山市.「粗大ごみふれあい収集」(入手日付2023/03/06)
3.解体して可燃ゴミに出す
ゴミ1つの大きさが20Lの有料指定ごみ袋に入りきるものであれば、可燃ゴミとして排出が可能です。たとえば木製の本棚を工具でバラバラにして有料指定ごみ袋に入れば、粗大ゴミでなく可燃ゴミとして処分できます。
ただし、大型の家具を小さく解体するには専用の工具と労力、時間が必要です。とくに慣れない方が作業するとケガの原因となるので、粗大ゴミを解体して可燃ゴミに出すのはあまりおすすめできません。
4.リユースを検討する
岡山市では、民間事業者と連携してゴミのリユース(再利用)を推進しています。岡山市のホームページでは、一度に複数のリユースショップの買取価格を比較できるサービスや地域内で不用品を譲渡できるサービスなどを紹介しています。
いずれも引取・譲渡が実現すれば粗大ゴミを無料で引き取ってもらえるほか、場合によっては臨時収入も得られるところが大きな利点です。ただし、リユースできる製品は完動品で、かつ汚れや傷が目立たないものに限ります。不用品の状況によっては、買い取りを断られる、あるいはいつまで経っても引き取り手が現れないケースも少なくありません。
時間がかかっても無料で処分したい場合には選択肢の一つになり得ますが、引越しなどで期日までに処分しなければならない場合はほかの方法を検討したほうがよいでしょう。
5.不用品回収業者を利用する
施設への持ち込み手段(車両)がない、粗大ゴミが大量にあり搬出するのが難しいような場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。不用品回収業者に依頼すれば粗大ゴミの搬出から収集まで、すべて業者に一任できるので、重くてかさばる粗大ゴミを自力で外に出す必要がありません。また、業者によっては廃棄処分だけでなく家具・家電の買い取りに対応しているところもあるので、不用品をお得に処分できます。
粗大ゴミの回収に使う車両はゴミの種類や数、大きさなどに応じて使い分けられているため、1点からの単体回収はもちろん、複数の粗大ゴミをまとめて回収してもらうこともできます。地元に店舗のある業者なら最短即日に見積り・作業に対応してくれるので、なるべく早めに粗大ゴミを処分したい方にも最適な処分方法でしょう。
岡山市の粗大ゴミなら片付け堂岡山店へ
岡山市で粗大ゴミを処分したいなら、片付け堂岡山店の利用をご検討ください。片付け堂岡山店で粗大ゴミを処分すると、以下のようなメリットがあります。
許可業者だから安心して任せられる
片付け堂岡山店は、自治体から正式に許可を得た一般廃棄物収集運搬業の許可業者です。法律に基づき、適正に粗大ゴミを回収・処分しておりますので、安心してお任せいただけます。
幅広い粗大ゴミ処分に対応
片付け堂岡山店では、タンスやベッドのような大型家具から、家電4品目にあたる冷蔵庫、テレビまでさまざまな粗大ゴミの収集・処分に対応しています。粗大ゴミの数も1点から家一軒丸ごとまで幅広いニーズにお応えできます。
不用品の買い取りにも対応
回収する不用品の中で、状態の良い不用品は買い取ることも可能です。専門のスタッフが査定し、適正価格で買い取りさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
岡山市で持ち込みできない不用品は片付け堂岡山店へお任せください
岡山市には粗大ゴミの持ち込みサービスがあり、施設に粗大ゴミを持ち込めば無料で処分してもらえます。ただし、一度に処分できる粗大ゴミは1車両分のみで、粗大ゴミを車に積載する作業も自分で行わなくてはなりません。施設に粗大ゴミを持ち込む手段がない、あるいは複数に分けて持ち込む手間をかけられない場合は、不用品回収業者に依頼して搬出・処分を代行してもらうことをおすすめします。
岡山市の片付け堂岡山店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。電話・LINE・メール相談は無料なので、岡山市で粗大ゴミの処分を考えている方はお気軽にお問い合わせください。