日本では古来からの伝統として、結婚する際に女性側の家が婚礼家具を持たせる風習があります。婚礼家具は一生ものと言われるほど高価なものですが、近年はライフスタイルの変化などにより、処分を検討する方も少なくありません。
家具の処分方法は自治体によって異なるため、宇都宮市で婚礼家具の処分を検討する場合は正しいやり方と手順を覚えておきましょう。
本記事では宇都宮で婚礼家具を処分する方法や具体的な手順をご紹介します。
宇都宮市で婚礼家具を処分する方法
宇都宮市で婚礼家具を処分する方法は、大きく分けて6つあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、複数の方法を比較検討して最適な方法を選びましょう。
1. 粗大ゴミとして戸別収集してもらう
婚礼家具を粗大ゴミとして自治体に戸別収集してもらう方法です。宇都宮市では、縦、横、高さいずれかの長さ50cm以上のゴミは粗大ゴミとして扱われます。(※)
※出典:宇都宮市.「粗大ごみ」(入手日付:2023-03-06)
婚礼家具は洋箪笥や和箪笥、ドレッサー、テーブルなど複数のパターンがありますが、いずれも一辺の長さが50cmを超えるものであれば、粗大ゴミとして出すことになります。
戸別収集の場合、収集の予約が必要です。具体的な流れは以下のとおりです。
粗大ゴミ受付センターに申し込む
粗大ゴミ受付センターに電話で粗大ゴミの戸別収集を依頼します。受付日・時間は月曜~金曜の午前9時~午後5時です。土日と年末年始の受付は行っていませんので注意しましょう。
申し込みの際は、住所・氏名・電話番号・ゴミの品目・個数を伝えます。なお、1回に申し込みできる個数は5個までです。(※)処分したい婚礼家具が6つ以上ある場合は、再度別日に予約が必要です。
※出典:宇都宮市.「粗大ごみ受付センターに申し込む場合」(入手日付:2023-03-06)
収集日と収集料金の確認
必要事項を伝えると、センターから収集日と収集料金、納付券取扱店を教えてもらえます。収集日は月~金曜で、町名によって決定します。
収集料金はゴミの品目に関わらず、1個840円です。(※)
納付券は市内のスーパーやコンビニのほか、宇都宮市役所の各出張所、地区市民センターなどで取り扱いがあるため、予約日までに粗大ゴミの個数分の納付券を購入しておきましょう。
※出典:宇都宮市.「粗大ごみ受付センターに申し込む場合」(入手日付:2023-03-06)
粗大ゴミを出す
粗大ゴミ1個につき1枚の納付券を貼り付け、指定された日の午前8時30分までに自宅の前に出しておきます。婚礼家具は大きなものなので、交通の妨げにならないよう、置く場所には十分配慮しましょう。
粗大ゴミは留守でも収集してくれるので、立ち会いの必要はありません。
戸別収集のメリットは、自治体が回収してくれるので安心して処分を任せられるところです。また、粗大ゴミは自宅の前に出しておけるので、車両を持っていない人でも大きな婚礼家具を処分できます。
ただ、市は自宅前まで収集に来てくれるものの、婚礼家具の搬出は手伝ってくれません。婚礼家具はサイズが大きく、かつ重量もあるものがほとんどですので、室内から屋外に出すだけでもかなりの時間と労力がかかるものです。とくに夫婦で作業する場合、片方が力の弱い女性ですので、二人だけでは屋外に搬出できない可能性があります。
また、市では重さ100kg、長さ2.5mを超えるものは、収集・持ち込みともに不可としています。(※)婚礼家具の種類や大きさによっては収集を断られてしまう可能性がある点にも注意が必要です。 ※出典:宇都宮市.「市では収集・処分しないごみ」(入手日付:2023-03-06)
2. 処理施設に持ち込んで処分する
宇都宮市にある処理施設に直接持ち込んで処分する方法です。宇都宮市にはゴミ処理施設が複数ありますが、婚礼家具(可燃性・不燃性の粗大ゴミ)の持ち込みを受け付けているのは、クリーンパーク茂原とクリーンセンター下田原の2ヵ所のみになります。(※)
それぞれの受付時間と休業日、粗大ゴミの持ち込み量は以下のとおりです。
- クリーンパーク茂原
- 住所
- 宇都宮市茂原町777-1
- 電話番号
- 028-654-0018
- 受付時間
-
月~土曜日:8時30分~16時30分
(正午~午後1時までは昼休み)
- 休業日
-
日曜日、年末年始、
祝日と重なる土曜日
- 持ち込み量
-
可燃性・不燃性粗大ゴミともに
軽トラック1日1台まで持ち込み可
- クリーンセンター下田原
- 住所
- 宇都宮市下田原町3435
- 電話番号
- 028-672-1997
- 受付時間
-
月~土曜日:8時30分~16時30分
(正午~午後1時までは昼休み)
- 休業日
-
日曜日、年末年始、
祝日と重なる土曜日
- 持ち込み量
-
可燃性粗大ゴミ
軽トラック1日1台まで持ち込み可
不燃性粗大ゴミ
1日2点まで持ち込み可
いずれも事前予約は必要なく、受付時間内に直接粗大ゴミを持ち込めば回収してもらえます。ただ、クリーンセンター下田原に関しては、不燃性粗大ゴミの受け入れは1日2点までに制限されています。鏡付きのタンスやドレッサー、金属製のテーブルなどを2点以上まとめて処分したい場合はクリーンパーク茂原に持ち込むようにしましょう。
なお、処理施設は宇都宮市から排出されたゴミしか受け入れていないため、受付の際は運転免許証などの住所が確認できるものの提示が必要です。(※)
処理施設に婚礼家具を持ち込むメリットは、何と言っても無料で処分できるところです。戸別収集では1点につき840円の費用がかかりますが、持ち込みなら費用をかけずに婚礼家具の処分ができます。ただし、婚礼家具を処理施設に運搬するための車両は自前で用意しなければなりません。家からの搬出や車両への積み込みも自分たちで行わなければならないため、車を持っていない人や、搬出作業の人手を確保できない方には不向きな方法と言えるでしょう。
※出典:宇都宮市.「清掃センターなどへの持ち込み」(入手日付:2023-03-06)
3. 家具販売店に引き取ってもらう
家具販売店の中には、タンスやドレッサー、ソファといった家具の下取りサービスを実施しているところもあります。大きくて幅を取る婚礼家具の代わりに、コンパクトで場所を取らない家具に買い替える場合、新調した家具と交換する形で家具を引き取ってもらえます。家具の状態や販売店によっては、新調する家具の代金から下取り分を割り引いてくれたり、何らかの形で還元してくれたりする場合もあるようです。
新しい家具の購入と婚礼家具の処分をまとめて行うことができる上、家具の搬入・搬出作業を業者に一任できるので、自分たちで作業を行う手間が省けます。下取りで値がつけば、新しい家具をお得に購入できるところも大きなメリットです。
ただ、家具販売店の引取サービスは新しい家具の購入を前提としているケースが多いため、家具を新調する予定がない場合はサービスを利用できない場合があります。一部販売店では購入なしで引き取ってくれるところもありますが、その場合は処分料が必要になります。また、販売店によっては下取りであっても処分料を請求される場合があるため、事前の問い合わせは必須です。
4. リサイクルショップに買い取ってもらう
中古品を取り扱っているリサイクルショップに婚礼家具を買い取ってもらう方法です。買い取りサービスは店舗への持ち込みが基本ですが、大型家具の場合は出張買取に対応してくれるところもあります。もともと婚礼家具は一生ものと言われるほど造りがしっかりしているものなので、処分するのは気が引けるという場合は、リサイクルショップに売却し、再販してもらうとよいでしょう。
状態が良ければ高値がつくこともあり、処分費用がかからないだけでなく、臨時収入を得られる可能性があるところも利点です。ただ、婚礼家具の買い取りに対応しているのは、家具を販売しているリサイクルショップのみになっています。とくに婚礼家具のようにサイズが大きいものは店のスペースを占領してしまうため、家具を取り扱っているリサイクルショップでも買い取りNGとしているところが多いようです。
また、買い取り対象となるのはあくまで再販可能な美品のみで、汚れや傷が目立つものは買い取り不可となってしまいます。婚礼家具の状態が良く、かつ近場に家具専門のリサイクルショップがある場合は買い取りに依頼することをおすすめします。
そうでない場合はほかの方法を考えたほうがよいかもしれません。
5. フリマサイト・アプリで売却する
フリマサイトやアプリを使って婚礼家具を売却する方法です。リサイクルショップの場合は美品でないと買い取ってもらえないことが多いですが、フリマサイトやアプリの場合、買い手が了承すれば汚れや傷がある品でも購入してもらえる可能性があります。販売額も自分で自由に設定できるため、最低でもこのくらいで売りたいという希望を叶えられるところもフリマサイト・アプリならではのメリットです。
フリマサイト・アプリの利用も簡単で、スマートフォンなどで婚礼家具を撮影し、インターネット上にアップロードすればすぐにでも商品を登録できます。個人でも手軽に婚礼家具を売却できるのが特徴ですが、一方で、買い手が現れなければいつまで経っても処分できないところがネックです。
また、買い手へ婚礼家具を送る場合の梱包や発送手続きなどはすべて自分で行わなければならないため、かなりの労力と手間がかかります。大型の家具となると送料もそれなりになります。販売価格に上乗せすれば自己負担は減りますが、そのぶん高額になってしまうため、なかなか買い手が見つからなくなる可能性もあるでしょう。
また、フリマサイト・アプリは原則として個人同士のやり取りになるため、トラブルに発展するケースも少なくありません。とくに画像で確認できない場所に傷や汚れが見つかった場合、買い手からクレームがついてしまい、対応に苦慮するおそれがあります。トラブルを防ぐためには、婚礼家具を隅々までチェックし、気になる部分はすべて撮影してアップロードするなど、相応の手間をかける必要があります。
フリマサイトやアプリは、近場に婚礼家具を買い取ってくれるリサイクルショップがない、時間がかかってもいいからなるべく高値で処分したいといった場合におすすめの方法ですが、短期間で処分したい場合や、トラブルを避けたい場合はほかの方法を検討したほうが無難でしょう。
6. 不用品回収業者を利用する
婚礼家具を手間や時間をかけずに処分したい場合は、不用品回収業者を利用するという方法があります。不用品回収業者は家具の搬出から収集まで一手に引き受けてくれるので、自分たちで重い家具を家の外に出したり、車両で運んだりする必要はありません。
また、業者によっては家具の買い取りに対応しているところもあり、ただ廃棄するよりもお得に婚礼家具を処分できます。家具は一点から処分することも可能ですが、車両一台あたりのパックプランの場合、車に積載できる分は一律料金で回収してもらえます。婚礼家具が複数ある、または一緒に処分したいものがある場合は、まとめて片付けられるのが大きなメリットです。
申し込みから回収までにかかる日数は業者によって異なりますが、地元に店舗を構えているところなら最短で即日対応してくれるところもあります。引越し日が迫っているのでなるべく早めに婚礼家具を処分したいという場合にもおすすめの方法と言えるでしょう。
婚礼家具を処分するなら片付け堂宇都宮店へ
宇都宮市で婚礼家具の処分をお考えなら、片付け堂宇都宮店のご利用をご検討ください。片付け堂宇都宮店は婚礼家具の処分で以下のような強みがあります。
一般廃棄物収集運搬業の許可業者だから安心
片付け堂宇都宮店は、宇都宮市から一般廃棄物収集運搬業の許可をもらって事業を行っています。お客様から回収した婚礼家具は責任を持って適正な方法で処分いたしますので、安心してお任せください。
婚礼家具の買い取りもワンストップで対応可能
片付け堂宇都宮店では、家具の買い取りサービスにも対応しています。通常は買い取りと回収で、それぞれ別々の業者に依頼する必要がありますが、片付け堂宇都宮店ならワンストップで回収・買い取りを行うことが可能です。
宇都宮で婚礼家具を処分するなら専門業者に依頼しよう
宇都宮市で婚礼家具を処分する方法には、自治体の粗大ゴミに出す、処理施設に持ち込むなど、さまざまな手段があります。ただ、重くて大きい婚礼家具を室内から搬出したり、処理施設に運搬したりするのには、人手や車両が必要です。引き取りや買い取りサービスにも制限があるため、短期間で確実に婚礼家具を処分したいのなら、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
宇都宮市の片付け堂宇都宮店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。電話・LINE・メール相談は無料なので、宇都宮市で婚礼家具の処分を考えている方はお気軽にお問い合わせください。