存在感がある婚礼家具は、処分が難しい家具です。
しかし、ほかの家具と同様に自治体の粗大ゴミや不用品回収によって、処分ができます。
本記事では婚礼家具を処分する8つの方法を紹介します。
大きな家具を処分する際の注意点も紹介しますので、ぜひお役立てください。
処分がしにくい婚礼家具
婚礼家具とは、一般的に「和タンス」「洋服タンス」「整理タンス」の3点をいいます。
この3点以外にも、結婚に合わせて揃えた家具を婚礼家具と呼ぶため、鏡台・食器棚・ソファ・ベッドなど、ほかの家具を含めて婚礼家具とすることも多いです。
こうした理由から、婚礼家具は処分がしにくく倉庫や空き部屋で眠り続けるということが多いです。
婚礼家具の処分方法は8つ
処分がしにくい婚礼家具ですが、使っていないまま放置するのはよくありません。
地震で倒れる危険性や、傷んでより処分がしにくくなる可能性があるからです。
自治体の粗大ゴミに出す
最も身近な手段が自治体の粗大ゴミに出す方法です。
松江市では、年度内に2回有料で粗大ゴミを回収しています。1個につき763円で処分可能です。
ですが、いくつかの決まりがあります。以下の点は特に注意しましょう。
自治体が認可している処理場に持ち込むことも可能です。
しかし、この場合もご自身で搬出・運搬しなければいけません。
トラックを持っている場合や、搬出を手伝ってもらえる場合は可能かもしれませんが、大きな婚礼家具の処分には十分な準備が必要です。
リサイクルショップに持ち込む
家具を取り扱っているリサイクルショップなら、婚礼家具の引き取りに対応していることがあります。状態がよく、まだ使える美品であれば検討してみてもよいでしょう。
ネットオークションやフリマアプリで売る
誰でも出品が可能なネットオークションやフリマアプリで、婚礼家具を売ることも可能です。
買い手が付けばお得に処分できるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
なるべく手間と時間をかけずに処分したい場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。
どのような婚礼家具でも引取、または買取りが可能です。
不用品回収業者に依頼する場合は、搬出も業者が行います。
中身を出しておくだけで処分できますので、婚礼家具が動かせない場合や、時間が作れない場合などに便利です。さらに、タンスの中身をまとめて引き取ってもらえる場合もあります。
家具店の引き取りサービスを利用する
家具店で同等サイズの家具を購入する場合は、古い家具の引き取りサービスがついていることがあります。2,000~4,000円前後で引き取ってもらえるので、買い替える予定であれば、こうしたサービスがある家具店を利用するのもよいでしょう。
引越し業者に引き取ってもらう
引越し時に婚礼家具を処分したい場合は、引越し業者の引き取りサービスを利用する方法もあります。特別な作業は必要なく、事前に伝えておくだけで不用な家具を置いていけるので、とてもスムーズに処分できるでしょう。
必要としている人に譲る
婚礼家具は住宅環境の変化によって、不用になることが多いです。
団体や施設に寄付する
NPO法人や支援団体、施設などでは大型の家具でも使い道があることが多いです。
大きなタンスの処分は手段が限られている
移動も輸送も重労働
婚礼家具として用意される大型のタンスは、1つで70kgを超えることも珍しくありません。
家からの搬出だけでも難しく、輸送するとなればトラックが必要な重さとサイズです。
加えて、松江市の場合は、粗大ゴミの重量が1つ50kgまでとされているため、大型のタンスは粗大ゴミにも出せないことになります。
状態が良くても買い手がつかないことが多い
リサイクルショップやネットでの販売、譲渡など、婚礼家具は破棄以外の処分方法があります。
しかし、いずれも買手・貰い手が見つからなければ成立しません。
丈夫な婚礼家具は解体も難しい
木製の婚礼家具は、解体して燃やせるゴミにすることを考える人がいます。
一般的な家具であれば解体も可能ですが、頑丈な婚礼家具ではかなりの重労働になることが予想されます。特に職人が造ったタンス類は驚くほど頑強です。
不用品回収業者ならまとめて処分ができる
婚礼家具一式や、婚礼家具のほかに処分したい家具・家電などがある場合は、不用品回収業者がおすすめです。まとめて処分ができるので、個別の問い合わせや、ひとつひとつ搬出する手間がかかりません。
不用品回収業者のパックプランがお得
不用品回収業者の多くは、パックプランを用意しています。
パックプランとは、トラック1台に積める荷物を、まとめて処分できるプランです。
一度に多くの家電を処分できるので、複数の家具・家電をお得に処分できます。
不用品回収業者に依頼するメリット
不用品回収業者に婚礼家具の処分を依頼するメリットは、まとめて処分ができる以外にもあります。
- 日時を指定できる
- 運び出しや運搬の必要がない
- 状態が良ければ買取りできる場合がある
- 婚礼家具以外の不用品も回収できる
- リユースの道がある
不用品回収業者を利用する際の注意点
必ず見積りを取る
婚礼家具は大きなものが多いため、口頭やメールだけのやり取りではサイズ感にズレが生じることがあります。
賠償責任を確認する
大きな家具や重たい家具は、家から搬出する際にぶつけてしまう可能性があります。
許可を取っている業者を選ぶ
不用品回収業を営むには、最低でも一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。
市町村から受ける許可で、適切な廃棄物の処理や運搬を行っていることの証になります。
この許可がない業者は、不法投棄や違法な営業をしている可能性があり、トラブルに巻き込まれるリスクが高いです。
余裕を持って日程を決める
不用品回収業者は、早ければ翌日~数日以内に対応できることが強みのひとつです。
しかし、引越しが増える3~4月や大掃除が始まる年末近くは依頼が集中するため、希望通りの日に予約できない可能性があります。