使わなくなった冷蔵庫を処分するときに、どのような方法を選べばよいか迷ってしまうこともあると思います。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目となっているため、粗大ごみとして処分できません。
そこで本記事では、つくば市で冷蔵庫を処分するときの方法について紹介します。
つくば市で冷蔵庫を処分する方法とは？
冷蔵庫の処分には、家電リサイクル法に基づいた一定のルールがあります。
一般的な家具や家電製品の場合であれば、不用になった際に粗大ごみとして処分できます。
つくば市の場合、一辺が50cmを超え40リットルのごみ袋に入らないような一般粗大ごみは、市の粗大ごみ受付センターに連絡して申し込みを行い、指示に従って処分しましょう。
粗大ごみ処分の際にはまず電話またはインターネットから申し込みをします。回収日と金額を指示されるので、指定の粗大ごみ処理券を購入して粗大ごみに貼り付け、指定の期日に指定場所に出しておきます。
ただし、家電4品目と呼ばれる冷蔵庫とテレビ、洗濯機、エアコンはこの方法で処分できません。
この家電4品目のうち、冷蔵庫の項目には冷凍庫が、テレビの項目にはブラウン管テレビや液晶テレビ、プラズマテレビが、洗濯機の項目には衣類乾燥機が含まれます。
これらの家電製品は家電リサイクル法に基づいた処分が義務付けられているため、市の粗大ごみ回収では引き取ってもらえないのです。
つくば市で冷蔵庫を処分したいときには一般粗大ごみとして出すのではなく、回収店舗や回収業者を利用するなどの対処が必要となります。
つくば市で冷蔵庫を処分する方法9つ
つくば市で冷蔵庫を処分したい場合の選択肢は、以下の9つです。
- 新たに冷蔵庫を購入する際、家電量販店に引き取り処分を依頼する
- 冷蔵庫を購入した家電量販店に処分を依頼する
- 家電リサイクル回収協力店に処分を依頼する
- メーカーの指定引取場所に持ち込む
- 引越し業者に引き取ってもらう
- リサイクルショップで売却する
- インターネットオークションやフリマアプリを利用する
- 知人に譲る
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
1. 新たに冷蔵庫を購入する際、家電量販店に引き取り処分を依頼する
冷蔵庫を新たに購入するのであれば、古い冷蔵庫は店舗での引き取り処分を依頼できることがほとんどです。多くの場合、冷蔵庫の購入時に店舗スタッフから古い冷蔵庫の引き取りに関する案内があります。
冷蔵庫引き取りの際にはリサイクル料金と運搬料が発生するため、注意しましょう。
冷蔵庫のリサイクル料金は170L以下の冷蔵庫で3,740円～、171L以上の場合には4,730円～となっています。運搬料は店舗によって異なり、1,000～2,000円程度に設定されることがほとんどです。
2. 冷蔵庫を購入した家電量販店に処分を依頼する
冷蔵庫を新たに購入せず単に処分のみを依頼したいということもあると思います。
この場合には、冷蔵庫を購入した店に引き取ってもらうよう依頼するとよいでしょう。
家電リサイクル法では、冷蔵庫など家電4品目を販売する販売店は、これらの家電の引き取りに応じるよう義務付けられています。つまり、冷蔵庫を購入した店舗に連絡をすれば、冷蔵庫を確実に処分できるのです。
冷蔵庫の引き取り処分の価格は店舗によって異なります。
引き取りの依頼の際に金額を確認しておきましょう。
3. 家電リサイクル回収協力店に処分を依頼する
つくば市内の家電リサイクル回収協力店では、不用になった冷蔵庫のリサイクル回収を実施しています。
家電リサイクル回収協力店は、
- ケーズデンキつくば研究学園店
- ヤマダ電機 家電住まいる館YAMADAつくば研究学園店
- ノジマイオンつくば店
などがあります。
この方法で冷蔵庫を処分したい場合には、まずは回収協力店に連絡をして詳細を確認します。
その上で、リサイクル料金と収集運搬料を用意し、引き取りを依頼しましょう。
なお、リストに記載のない家電量販店や電気店、ホームセンターなどであっても、引き取りに応じていることがあります。近所の店舗に冷蔵庫の引き取りを依頼したいときには、まず連絡をして引き取りが可能かを確認するとよいでしょう。
4. メーカーの指定引取場所に持ち込む
冷蔵庫の製造メーカーは、茨城県内にいくつかの指定引取場所を設定し、冷蔵庫の引き取りを実施しています。まずは指定引取場所へ問い合わせをし、郵便局で家電リサイクル券を購入したのちに持ち込みを行うことで冷蔵庫を処分できます。
家電リサイクル料金は170L以下の冷蔵庫で3,740円、171L以上なら4,730円です。
茨城県内の指定引取場所は
- 日立市の関東西濃運輸株式会社日立支店
- ひたちなか市の株式会社日立物流東日本清水倉庫
など複数あります。
ただし、令和4年時点でつくば市内には引き取り場所がありません。
メーカーの指定引取を利用する場合には不用品を自分で運搬する必要があります。
重い冷蔵庫を車に積み込み、遠方まで運ぶのにはかなりの労力を要します。
つくば市在住の場合、この方法で冷蔵庫を処分するのは少し大変かもしれません。
5. 引越し業者に引き取ってもらう
引越しの際に冷蔵庫を処分するというときには、引越し業者の引き取りサービスを利用できることがあります。
大手の引越し業者は、引越しの手間を省く目的で不用品の引き取りに応じていることがあります。
このサービスを利用すれば必要最低限の荷物のみで手軽に引越しができ便利です。
ただし、全ての引越し業者が引き取りのサービスを実施しているわけではないので気をつけましょう。
6. リサイクルショップで売却する
冷蔵庫の状態がよく使用年数が短い場合には、リサイクルショップでの売却を検討するのもよいかもしれません。
リサイクルショップではまだまだ使える状態の冷蔵庫の買い取りを実施しています。
買い取りの際にはまず依頼をし、冷蔵庫の状態を査定してもらうことが重要です。
連絡なしに冷蔵庫を持ち込んだ場合、引き取ってもらえないこともあるので注意しましょう。
買い取りが可能と判断されれば、買い取り金額を現金で受け取れます。
冷蔵庫を処分するのにはお金がかかると思われがちですが、うまくいけば逆に収入になる可能性もあるのです。
また、冷蔵庫の回収料金と相殺という形で引き取ってもらえることもあります。
店舗によって売却の相場は異なりますが、製造年式が1年前なら2万円以上、3年が経過しているものでも3,000～2万円ほどの価格がつくことがあるようです。
ただし、古い冷蔵庫は買い取りが難しいと判断される可能性が高まります。
一般的に、製造から5年が経過した冷蔵庫にはほとんど値段がつかないといわれています。
この場合にはリサイクル料金や収集運搬料が発生するため、注意してください。
また、冷蔵庫が壊れていて使えないときには、引き取り自体を拒否されることもあるようです。
7. インターネットオークションやフリマアプリを利用する
インターネットオークションやフリマアプリを使って冷蔵庫を処分するという選択肢もあります。
インターネットオークションやフリマアプリを活用すれば、リサイクル料金や収集運搬料を支払うことなく冷蔵庫を手放せるためお得です。冷蔵庫の状態によっては、思わぬ高値がつく可能性もあります。
ただし、インターネットオークションやフリマアプリを利用する場合、出品作業や落札者への対応、入金確認、発送作業などを全て自分で行う必要があります。冷蔵庫はサイズが大きいため、発送作業はかなり大変です。
大型の冷蔵庫にはまとまった送料がかかります。送料を差し引いたときに、ほとんど利益が残らないということもあるかもしれません。
また、出品時の価格設定が適切でなかった場合、買い手がつかず売れ残ってしまうこともあります。
インターネットオークションやフリマアプリを利用するときには、これらのデメリットも把握しておきたいものです。
8. 知人に譲る
冷蔵庫を処分する前に、周囲の知人や友人、親族などに冷蔵庫を必要としている人がいないか尋ねてみるのもよいと思います。
引越しを考えており、新居の家電をお得に揃えたいと考えている人がいるかもしれません。
処分予定の冷蔵庫がまだまだ使える状態なのであれば、こういった方に冷蔵庫を譲れば喜んでもらえます。また、譲る側にとってもリサイクル料金などの節約ができるのはありがたいものです。
ただし、冷蔵庫を人に譲るときには、運搬の方法などを詳しく相談しておくことが大切です。
また、いらないと言っている相手に対し、無理に冷蔵庫を押し付けるようなことは避けましょう。
9. 不用品回収業者に依頼する
不用な冷蔵庫を手軽に処分したいときには、民間の不用品回収業者を利用するのが最適です。
不用品回収業者は冷蔵庫などの家電4品目だけでなく、住宅にある不用な家具家電をまとめて引き取ってくれる頼れる存在です。まずは電話やインターネットで気軽に相談や申し込みをしてみましょう。
家電量販店などで家電4品目を処分する際にはリサイクル料金や収集運搬料が必要となります。
引き取り場所に持ち込む方法を選択した場合には持ち込みの手間を負担に感じる人もいるでしょう。
不用品回収業者は不用品の回収料金のみで依頼できます。
また、専門の回収業者が運び出しやトラックへの積み込み作業も代行してくれるので便利です。
冷蔵庫以外にも、住宅内に不用品があるときにはまとめての処分を依頼できます。
なるべく手間を掛けずに冷蔵庫を処分したい方や、家のものをまとめて処分したい方には、不用品回収業者への依頼が向いています。
つくば市で冷蔵庫を処分するときに気をつけたいポイント3つ
冷蔵庫処分の方法を間違えてしまうと、思わぬトラブルに発展する恐れがあります。リスクを避けるためにも、正しい方法で冷蔵庫の処分を行いましょう。
ここからは、冷蔵庫を処分する際に注意したい点を紹介します。
1. 家電製品の不法投棄は厳禁！
冷蔵庫の処分にはリサイクル料金がかかることから、不法投棄が行われる例も残念ながらあるものです。しかし、家電製品の不法投棄は犯罪であり、5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金、またはこの両方の罰則を受けることとなります。
山林などへの投棄だけでなく、一般ごみの収集場所への放置も不法投棄とみなされます。
冷蔵庫を処分する際には行政が定めた方法に従うか、正規の回収業者を利用し、違法とならないよう十分注意したいものです。
2. 冷蔵庫の処分依頼の際には、必ず事前に連絡
冷蔵庫を家電量販店や家電リサイクル回収協力店に引き取ってもらうとき、メーカーの指定引き取り場所に持ち込む場合などには、必ず事前連絡をしておきましょう。
連絡なしに冷蔵庫を持ち込んだ場合、引き取りに応じてもらえないことがあります。
また、リサイクルショップや不用品回収業者を利用する際にも、事前の申し込みや依頼、見積もりが必要です。
前もって連絡をしておけば冷蔵庫処分の手順に関する詳しい説明を受けることができ、さらに必要な費用も把握できます。
3. 無許可の不用品回収業者に要注意
不用品回収業者に冷蔵庫の回収を依頼すれば、手間を掛けずに冷蔵庫を処分でき便利です。
ただし、家庭内の廃棄物を回収処分できるのは、一般廃棄物処理業の許可を有する業者に限られています。
中には無許可で回収を行う業者もいるので十分気をつけましょう。
無許可業者は冷蔵庫などの不用品を回収する際に、作業料金などの名目で高額な処理料金を請求する場合があります。
さらに、回収した廃家電を不法投棄するなどの不適切な処理が行われる可能性も考えられます。
不法投棄に間接的に関与してしまうリスクを避けるためにも、悪徳な不用品回収業者を利用しないよう気をつけましょう。
冷蔵庫の処分は手軽で確実な不用品回収業者の利用がおすすめ
冷蔵庫は指定の回収店舗などに依頼すれば処分できます。
この場合にはリサイクル料金や運搬費用がかかります。また、リサイクルショップやインターネットオークション、フリマアプリを利用して処分することも可能です。
手間を掛けず冷蔵庫を処分したいときには不用品回収業者の利用がおすすめです。
冷蔵庫の処分が面倒だからと不法投棄をすると重い罰則が課せられることになるので気をつけましょう。冷蔵庫を処分するときには、つくば市が推奨する方法できちんと処分することが肝心です。
つくば市の片付け堂つくば店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。電話・LINE・メール相談は無料なので、つくば市で冷蔵庫の処分を考えている方はお気軽にお問い合わせください。
