子どもの健やかな成長を願って飾られる雛人形。子どもが大きくなったり、巣立ったりすると処分を検討することになりますが、いざ捨てるとなると処分方法に困ってしまうものです。松山市では、雛人形は基本的に可燃ごみとして処分できますが、そのまま捨てることに後ろめたさを感じる人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、松山市で雛人形を処分する方法について解説します。
雛人形は松山市で回収・処分してもらえるの?
雛人形は、木や布で作られているため基本的には「可燃ごみ」に該当します。しかし、素材や大きさによっては可燃ごみに分類されないこともあるため注意が必要です。
基本的には可燃ごみ
雛人形の胴体は、藁や木で作られています。衣類は布です。したがって、処分する際には基本的に可燃ごみに分類されます。
松山市で可燃ごみを処分する方法は、次の2つに大別されます。一つは指定の曜日に指定のごみ集積場所に排出する方法。そしてもう一つは、市の施設に直接持ち込む方法です。松山市では、以下の施設に可燃ごみを持ち込むことができます。
- ごみの種類
- 施設名
- 所在地
- 電話番号
- 可燃ごみ、粗大ごみ(可燃物に限る)
- 西クリーンセンター
- 松山市大可賀3丁目525番地6
- 089-953-1153
- 可燃ごみ、粗大ごみ
- 南クリーンセンター
- 松山市市坪西町1000番地1
- 089-971-8862
- 可燃ごみ、粗大ごみ、資源ごみ、埋立ごみ
- 中島リサイクルセンター
- 松山市中島大浦22
- 089-997-5911
七段ひな飾り・ガラスケース・雛道具はどうする?
雛人形の胴体や衣類は可燃ごみに該当しますが、ひな壇やガラスケース、雛道具は可燃ごみではない可能性があります。7段・8段のひな壇は、大きさからして粗大ごみに該当する可能性が高いです。ガラスケースや雛道具は、大きさに応じて粗大ごみや不燃ごみとして処分しましょう。
松山市で粗大ごみを処分する方法は、以下の記事をご参照ください。
雛人形をそのまま処分すると罰(ばち)があたる?
雛人形をゴミ袋に入れて処分することに抵抗がある方も少なくないのではないでしょうか?そのまま処分すると「罰(ばち)が当たる」といったイメージもあるかもしれません。処分方法は考え方次第であり、正しい方法というものはありませんが、日本では古来から雛人形や日本人形には魂が宿るという考え方があります。
雛人形の役割
雛人形は、平安時代から続くとされる日本の伝統文化の一つです。元来、子どもの健やかな成長と幸せを願って飾られるものであり、特に女の子の成長を祝う行事として定着してきました。桃の節句の際に飾られる雛人形は、子どもの無事な成長を願う親の思いの象徴でもあります。
長い歴史を持つ雛人形には、単なる飾りものを超えた意味があります。毎年決まった時期に10年以上飾られることも多いことから、日本の文化や伝統とともに、家族の願いや思い出が凝縮されているといっても過言ではありません。
人形には魂が宿るとされている
日本の伝統的な考え方では、人形には魂が宿るとされています。これは、日本古来の「八百万(やおよろず)の神」という考え方に基づいています。八百万の神とは、自然界のあらゆるものに神が宿るという多神教的な世界観を表現したものです。
とくに、長年家族と共に過ごしてきた雛人形には、家族の思いや願いが込められているため、より強い霊性が宿ると考えられています。そのため、長年大切にしてきた雛人形を粗末に扱うことは、その魂を傷つけることになるといった考えもあるようです。
日本人形の製作過程で、魂を込める儀式が含まれていることもあります。たとえば、人形の目に墨を入れる「開眼」という儀式は、人形に魂を吹き込む重要な過程とされています。
各地に残る「雛流し」の風習
日本の一部の地域では「雛流し」や「流し雛」という独特の風習が今も残っています。これは、役目を終えた雛人形を川や海に流すことで、子どもの厄災を祓うという意味があります。
たとえば、和歌山県によれば、淡島神社で桃の節句に行われる雛流しは、全国各地から奉納された雛人形と願い事を書いた形代を3隻の白木の小舟に乗せ、宮司のお祓いののち、海に流す神事です。淡島信仰と結びついて雛流しの行事となったといわれています。
参考:和歌山県
心置きなく雛人形を処分する方法
雛人形をそのまま処分すると罰(ばち)が当たるというのは、考え方の一つであり、もちろんまったく気にしないという方もいらっしゃるかもしれません。ごみとして処分することに抵抗のある方は、次のような方法を検討してみてはいかがでしょうか。
「人形供養」をする
人形供養とは、雛人形をはじめ五月人形などの日本人形を供養し、お焚き上げなどによって処分することを指します。お焚き上げとは、祈祷や読経して浄化しながら焼却することです。
人形供養は、多くの神社や寺院で定期的に行われており、近年では持ち込みのほか宅配で供養を受け付けている寺社も見られます。供養することで処分に対する後ろめたさを無くし、気持ち的にも区切りをつけることができるでしょう。
塩などでお清めしてから処分する
市の回収などで処分するにしても、そのまま処分するのに抵抗がある場合は塩などでお清めするという選択肢もあります。塩は浄化の力があるとされ、葬儀に参列した際などに塩を振りかけたり、盛り塩をしたりする風習は今でも残っています。
雛人形に塩をかけることでその魂を浄化し、安らかに送り出すという意味合いがあります。ごみ袋に人形を入れる際に塩を一緒に入れたり、塩を振りかけながら感謝の言葉を述べて処分したりすることで、心置きなく処分することができるかもしれません。
フリマ・寄付などで引き渡す
雛人形は女の子が無事に成長すればその役目を終えることから、引き継ぎはNGという考えもあります。しかし、実際には雛人形は高額なことから、フリマサイトなどでは一定の需要があります。また、福祉施設などに寄付することで喜んでもらえる可能性もあります。
雛人形の処分は片付け堂松山店にお任せください
松山市で雛人形の処分を検討されている方は、ぜひ片付け堂松山店をご利用ください。
人形供養にも対応
片付け堂松山店では、雛人形の回収だけでなく、人形供養をさせていただくことも可能です。しっかりと供養をしてあげることで、心にわだかまりを抱えることなく人形を処分することができるでしょう。
許可業者だから安心して任せられる
片付け堂松山店は、松山市から正式に許可を得た一般廃棄物収集運搬業者です。依頼者様の気持ちに寄り添ったうえでお荷物を整理し、法律に基づき適正に粗大ゴミや不用品を回収・処分しておりますので、安心してお任せいただけます。
不用品の買取にも対応
片付け堂松山店は「古物商許可証」も取得しております。状態の良い雛人形は、買い取らせていただける可能性があります。専門のスタッフが査定し、適正価格で買い取りさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
片付け堂 松山店は、松山市から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた不用品回収業者です。
不用品回収の参考料金(税込)は、軽トラ1台分で22,000円~。(2024年8月時点)遺品整理作業や積込作業、収集運搬、処分、養生作業など不用品回収に必要な作業料はすべて含まれています。雛人形一式のみの回収も可能です。料金の詳細は、弊社Webページ「不用品回収の料金表」をご確認ください。
詳細なお見積りをご希望の場合は、電話、LINE、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
片付け堂松山店では、不用品回収のほか、人形供養や不用品買取などのサービスも行っております。下見、お見積りのご相談は無料ですので、ご興味がおありの方は電話、LINE、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
雛人形をいざ処分するとなると、多かれ少なかれ後ろめたさを感じるものです。気持ち的に穏やかに、感謝を込めて処分するには、人形供養をして処分することをおすすめします。片付け堂松山店では、雛人形の回収だけでなく、人形供養にも対応しております。雛人形の分別や処分にお困りの方はもちろん、心置きなく処分したいとお考えの方もお気軽にご相談ください。