子どもの頃から大切にしてきたぬいぐるみや家族の健康と幸せを願って飾られてきた人形は、役目を終えたとしても処分に困ってしまうものです。思い入れがあることに加え、そのまま処分すると「縁起が悪い」「ばちが当たる」というイメージもあるかもしれません。
そこで本記事では、ぬいぐるみや人形の正しい処分方法を解説します。
ぬいぐるみ・人形の処分方法
ぬいぐるみや人形の処分方法には様々な方法があります。ぬいぐるみや人形の状態や大きさ、素材などに応じて処分方法を検討しましょう。
自治体のごみ回収に出す
最も簡単な処分方法は、自治体のごみ回収に出すことです。ただし、自治体によってルールが異なるため事前に確認するようにしましょう。
いわき市では、繊維製品のぬいぐるみは「燃やすゴミ」、プラスチック製の人形は「プラスチックゴミ」、陶器製のゴミは「燃やさないゴミ」に分別します。ただし、大きさ60㎝以上180㎝未満、または重さ10㎏以上50㎏未満のものは「大型ゴミ」に分類されます。大型ゴミは、電話でお住まいの地区の大型ごみ受付センターに申し込み、コンビニなどで納付券を購入したうえで貼付し、収集日に指定の場所に出して回収してもらいます。
寄付する
まだ使える状態のぬいぐるみや人形は、寄付という選択肢もあります。子ども服や玩具の寄付を受け付けている以下のような団体や施設に問い合わせてみましょう。
- 児童養護施設
- 保育園や幼稚園
- 子ども食堂
- チャリティーショップ
- 災害支援団体
寄付する際は、事前に洗濯やクリーニングをして清潔な状態にしておくことが大切です。また、受け入れ条件や寄付の方法についても確認しておきましょう。
ネットフリマなどに出品
状態の良いぬいぐるみや人形、とくにレアなものや人気キャラクターのものは、ネットフリマやオークションサイトに出品することで、新しい持ち主を見つけられる可能性があります。出品する際は、商品の状態を正確に記載し、キズや汚れなどがある場合は写真で明確に示すことが大切です。
不用品回収業者に処分してもらう
大量のぬいぐるみやかさばる日本人形などを一度に処分したい場合は、不用品回収業者を利用するのも一つの方法です。異なる素材が使われている人形や付属品もまとめて回収してもらえるため、分別の手間もかかりません。
不用品回収業者を利用する際は「一般廃棄物収集運搬業」の許可がある業者かどうかを確認しましょう。許可のない業者が不用品を回収するのは違法です。
人形を捨てると運気が下がる⁈「人形供養」とは？
長年、大切にしてきたぬいぐるみや、子どもの健やかな成長を祈願して飾ってきたひな人形や五月人形の処分は、少なからず抵抗があるものです。日本では、古くから人形を供養して処分するという慣習があります。ごみと一緒に処分してしまうと「運気が下がる」「縁起が悪い」「ばちが当たりそう」と考える方は「人形供養」を検討してみましょう。
人形には魂が宿るといわれている
日本では、万物に神様が宿っていると考えられています。人形は、その名の通り人を形取ったものであることから、魂も宿るといわれています。とくに雛人形や五月人形、こけし人形などの伝統的な人形は、単なる飾り物ではなく、神聖な存在として扱われてきました。風水的にも、人形を粗末に扱ったり簡単に捨てたりすると、その魂を傷つけ、結果として運気に悪影響を及ぼすと考えられています。
人形供養とは？
人形供養には、人形に宿る魂に感謝し、丁寧に別れを告げる機会を設けることで、人形の魂を鎮めるという意味合いがあります。供養することで処分に対する後ろめたさを無くし、気持ち的にも区切りをつけることができます。
人形供養の方法
人形供養の方法は「お焚き上げ」が一般的です。お焚き上げは、神棚や仏壇を処分する際にも見られる方法で、祈祷や読経して浄化しながら焼却することを指します。仏教と神道とで起源や解釈などには違いがあるようですが、いずれも供養しながら炎で処分するという点は同じです。お正月飾りを処分する「どんど焼き」もお焚き上げの一種です。
お焚き上げや神社やお寺に行ってもらうのが一般的ですが、最近では郵送や集荷などによる回収からお焚き上げ、処分までしてくれる専門業者も見られます。
ぬいぐるみ・人形を処分するときの注意点
ぬいぐるみや人形を処分する際には、次のような点に注意が必要です。
自治体に回収してもらうには解体が必要なことも
ぬいぐるみや人形の材質、大きさによっては、そのままの状態では自治体に回収してもらえない場合があります。たとえば、雛人形は人形のお顔が陶器や石膏、ベースは木、衣類は布など、さまざまな素材が使われています。また、雛道具の素材もさまざまで、近年ではガラスケースに覆われているタイプも多く見られます。
自治体に回収してもらうには、分別が欠かせません。分別のため人形の解体が必要になることもあります。
大量のゴミは自治体に回収してもらえない
いわき市では、一度に大量のゴミを集積所に出すことはできません。ぬいぐるみや人形、付属品一式などを処分したい場合は、複数回に分けて集積所に出すか、直接ごみ処理施設に持ち込む必要があります。手間をかけたくない場合は、不用品回収業者の利用も検討しましょう。
雛人形や五月人形の引き継ぎはタブーとされている
雛人形や五月人形は、子どもの身代わりになって厄災を受けたり、邪気を払ったりする役割があるとされています。そのため、知人や友人はもちろん、子や孫であっても引き継ぐことはタブー視されています。寄付も喜ばれない可能性があるため注意が必要です。
不用品回収は片付け堂いわき店にお任せください
いわき市でぬいぐるみや人形の処分をご検討でしたら、片付け堂いわき店にお任せください。片付け堂いわき店に依頼すると、以下のようなメリットがあります。
一般廃棄物収集運搬業の許可業者
片付け堂いわき店（株式会社アメニティいわき）は、いわき市から正式に許可を得た一般廃棄物収集運搬業者です。不用品回収が必要とあれば、法律に基づき、粗大ゴミや不用品の適正な回収・処分を行いますので安心してお任せいただけます。
供養・お焚き上げも可能
片付け堂いわき店では、ぬいぐるみや人形の供養、お焚き上げも可能なため、大切にしてきたぬいぐるみや人形に今までの感謝をし、後悔なく手放していただけます。供養やお焚き上げを希望する場合は、事前にお伝えください。
片付け堂 いわき店は、いわき市から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた不用品回収業者です。
不用品回収の参考料金（税込）は、軽トラ1台分で19,360円～。（2024年7月時点）処分するもの1点から回収が可能です。分別作業や積込作業、収集運搬、処分、養生作業など不用品回収に必要な作業料はすべて含まれています。その他の料金については、弊社Webページ「不用品回収の料金表」をご確認ください。
詳細なお見積りをご希望の場合は、電話、LINE、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
片付け堂 いわき店では、遺品整理のほか、生前整理やハウスクリーニングなどのサービスを行っております。下見、お見積りのご相談は無料ですので、ご興味がおありの方は電話、LINE、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ぬいぐるみや人形は自治体でゴミとして回収してもらうこともできますが、大切にしてきたものを手放すには躊躇することもあるでしょう。感謝を伝え、丁寧に手放すには、人形を供養するという方法もあります。片付け堂いわき店では、処分する前に人形・ぬいぐるみのお焚き上げや供養をさせていただくことも可能です。お気軽にご相談ください。
