洗濯機を処分する5つの方法｜費用の目安と注意ポイントも解説！

「洗濯機を捨てたいけど、自治体の粗大ごみでは捨てられないの？」
「洗濯機ってどうやって処分するの？」
「1番安く処分できる方法は？」

このような悩みを抱えていないでしょうか。

洗濯機は家電リサイクル法の対象品目であるため、通常の家電と異なり自治体では粗大ごみとして回収していません。そのため、洗濯機をどのように処分すればよいのかわからない方は多いでしょう。

この記事を読むことで、以下3つのことを理解できます。

• 洗濯機が自治体の粗大ごみで回収できない理由
• 洗濯機を処分する方法と費用
• 洗濯機を処分する際の注意点

洗濯機の処分にお悩みの方は、ぜひ最後までご一読ください。

洗濯機は家電リサイクル法対象品目｜自治体では収集できない理由とは？

洗濯機を処分するとき、家電リサイクル法で定められた方法で処分する必要があります。家電リサイクル法とは、家電4品目について、販売店やメーカーにリサイクル義務を課す法律です。

次の4つの家電が対象品目として指定されています。

• 洗濯機・衣類乾燥機
• テレビ
• エアコン
• 冷蔵庫・冷凍庫

家電リサイクル法の目的は、洗濯機などに含まれるリサイクル資源の有効活用です。自治体の粗大ごみ収集では、廃棄処分を前提としていてリサイクルはできないため、洗濯機を引き渡すことはできません。

洗濯機を処分したい方は、業者や店舗にリサイクル料金を支払って洗濯機を適切に処分する必要があります。

ご自身の洗濯機の使用状況に応じて、最適な処分方法を検討してみましょう。

洗濯機を処分する5つの方法

家電リサイクル法の対象品目である洗濯機は、自治体では粗大ごみとして回収できません。正しい処分方法は主に以下の5つです。

• 指定する指定引取場所へ持ち込む
• 新しく購入予定の販売店に処分を依頼する
• 過去に洗濯機を購入した販売店に依頼する
• 不用品回収業者に依頼する
• リサイクルショップに売却する

1つずつ詳しく解説していきます。

処分方法①指定する指定引取場所へ持ち込む

洗濯機を自力で運び出せる方は、松江市が公式サイトで紹介している指定引取場所へ持っていく方法があります。自分で指定引取場所に運搬すれば、業者に依頼する際に発生する収集運搬料金がかからないため、処分費用をおさえられるでしょう。

ただし、事前に洗濯機を処分する際のリサイクル料金を郵便局で払う必要があります。リサイクル料金の支払いを忘れると、指定引取場所で処分してもらえないので注意しましょう。

指定取引場所は次の2か所です。自宅から近い場所に洗濯機を運びましょう。

数十kgある洗濯機を自分だけで運び出すのは非常に危険です。洗濯機を運んでいる最中に体を痛めたら処分どころではありません。最低でも二人がかりで安全性を担保して運びましょう。

処分方法②新しく購入予定の販売店に処分を依頼する

新しく洗濯機を買い替える予定があるなら、家電量販店などの販売店に処分を依頼する方法がおすすめです。洗濯機の購入時に処分の手続きをしておくと、新品の搬入時に古い製品を交換で引き取ってもらえるので、処分の手間が省けます。

販売店に洗濯機の処分を依頼すると、リサイクル料金と収集運搬費用を支払う必要があります。リサイクル料金が2,530～3,300円、収集運搬費用が1,650円の販売店が多いです。事前に購入予定の店舗のサイトを確認して、処分費用を把握しておきましょう。

また、洗濯機の処分には通常家電リサイクル券を購入する必要があります。しかし、販売店にリサイクル料を支払うことで、店舗側で家電リサイクル券の購入手続きをしてもらえるため、処分にかかる負担をより減らせるでしょう。

処分方法③過去に洗濯機を購入した販売店に依頼する

洗濯機の処分だけをしたい方は、過去に購入した店舗に処分を依頼できます。洗濯機を含む家電4品目は、購入した販売店にリサイクル義務が発生しているためです。

一方で、購入した店舗以外では回収してもらえない恐れがあるので注意しましょう。購入した店舗を忘れた、すでに潰れて存在しない場合は、自治体が定めるルールに則って洗濯機を処分する必要があります。

洗濯機の購入店舗を確かめる方法として、レシートや領収書が残っていれば購入した店舗の名前を確認できます。レシートがなければ、以下の3つでも確認が可能です。

• 取説の保証書ページにある購入店情報の記入欄
• クレジットカードの利用明細
• 当時の家計簿

もし購入店舗が確認できなかったら、不用品回収業者などへの依頼を検討しましょう。

処分方法④リサイクルショップに売却する

洗濯機が綺麗な状態で正常に稼働しているのなら、リサイクルショップに売却すれば高値で買い取ってもらえます。ドラム式洗濯機などは需要が広がっているため、中古でも購入したい方は多いです。

たとえば、2020年製造のPanasonicのドラム式洗濯機だと、中古でも買取金額が100,000円を超えるものがあります。縦型洗濯機でも人気メーカーであれば、10,000円前後の金額になる可能性は十分にあるでしょう。

洗濯機をいくら程度で買い取ってもらえるか確かめるため、一度リサイクルショップに査定を依頼してみましょう出張買取を実施しているリサイクルショップであれば、重い洗濯機を持ち運ぶ必要はありません。

処分方法⑤不用品回収業者に依頼する

洗濯機の処分に手間暇をかけたくないなら、不用品回収業者を利用しましょう。予約が埋まっていなければ問い合わせ後すぐに回収しに来てくれるので、至急洗濯機を処分したい方にはありがたい存在です。洗濯機の取り外しから搬出、処分まですべて任せられます。

業者によっては買取サービスを実施している所も多く、活用すれば処分費用の節約に役立つでしょう。

たとえば、ドラム式洗濯機は需要が高く、高値で売却できる可能性があります。売却したお金を処分費用に当てられれば、洗濯機をお得な料金で処分できるのです。

ほとんどの不用品回収業者は、無料で相談・見積もりをしているため、お気軽に相談してみてください。

【表で解説】洗濯機の処分にかかる料金

洗濯機の処分にかかる費用は、選択した方法によって変わります。下記の表で処分にかかる費用をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分の手で洗濯機を運べるなら、指定引取場所に持ち込むことで安く処分できます。洗濯機が壊れているか状態が悪い場合におすすめの方法です。

家電量販店と不用品回収業者では、リサイクル料に加えて収集運搬費用がかかるため、高めの料金設定となっています。一方で、家電リサイクル券の購入や洗濯機の搬出を代わりに行っており、処分にかかる手間が省けることがメリットです。

また、リサイクルショップで売却できれば、洗濯機のリサイクル料金をかけずに処分できます。

ご自身の洗濯機の状態と処分費用・手間を確認して、現状にあった処分方法を検討してみてください。

洗濯機を処分するときの注意すべき2つのポイント

ここでは、洗濯機を処分するときの注意点を解説します。

• 業者を利用するときは慎重に依頼先を選ぶ
• 洗濯機を自力で持ち出す前に水抜きを行う

予期せぬトラブルを起こさないためにも理解しておきましょう。

ポイント①業者を利用するときは慎重に依頼先を選ぶ

リサイクルショップや不用品回収業者を選ぶときは、信頼できる相手であることが重要です。

リサイクルショップでは、売却時に伝えた個人情報を悪用されたり、有料で引き取って代理で処分をすると言いながら、勝手に再販売したりといったトラブルがあり得ます。チェーン店以外を利用するときは、古物商許可の有無を確認しましょう。

悪質な不用品回収業者は、ぼったくりや不法投棄に巻き込まれる恐れがあります。利用を避けるには、一般廃棄物運搬収集運搬業許可を得ている業者を利用することや、無料回収を謳っている業者を避けることが大切です。

ポイント②洗濯機を自力で持ち出す前に水抜きを行う

水抜きとは、洗濯機の内部に残っている水を排出する作業を指します。洗濯機の水抜きを忘れると、運搬中に水が溢れたり、他の家電に水がかかったりして故障の原因になるリスクがあるため注意が必要です。

洗濯機の水抜き手順は以下の通りです。

1. 洗濯機の中が空か確認する
2. 水道の蛇口を締めてから、電源を入れて洗濯機を数十秒回す
3. 電源を切って給水ホースを蛇口から外す
4. 洗濯機の脱水モードを稼働して中の水を抜く
5. 脱水後、洗濯機を傾けて残った水を排水口に流す
6. 排水溝から排出ホースを外す

水抜きは数十分で終わる作業です。処分前に忘れずにやっておきましょう。

まとめ

洗濯機を処分する方法は主に5つです。

• 指定する指定引取場所へ持ち込む
• 新しく購入予定の販売店に処分を依頼する
• 過去に洗濯機を購入した販売店に依頼する
• 不用品回収業者に依頼する
• リサイクルショップに売却する