「家電リサイクル法」により、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機のいわゆる「家電4品目」については家電メーカーおよび小売店などによる回収・リサイクルが義務付けられており、三原市など自治体による収集は行われていません。では、実際に三原市内で家電4品目の処理が必要になった場合にはどうしたら良いのでしょうか? 今回は、三原市内で家電4品目の回収を依頼する方法、そして引取場所に直接持ち込む方法などを紹介します。
いまさら聞けない! 「家電リサイクル法」って何?
「家電リサイクル法」(特定家庭用機器再商品化法)は、ごみの減量と資源の有効利用を目的として2001年4月に施行された法律で、「家電4品目」と言われる以下の製品が対象となっています。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電メーカーや小売店には古い製品を適切に収集して部品を有効にリサイクルするよう、そして消費者には製品の回収を適切に依頼するよう定められています。
万一、これらの製品を不法投棄した場合には、個人の場合でも5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(またはその両方)の罰則が課される場合もありますので注意しましょう。
三原市では家電4品目の引き取りを行っていない?
家電リサイクル法では家電メーカーや小売店に回収の義務を定めていますから、三原市では回収を行っていませんし、市の処理施設でも処理を行っていません。
では、三原市内でエアコンや洗濯機を処分するにはどうしたら良いのでしょうか?
①買い替え時に引き取りを依頼する
もっとも簡単な方法は、家電量販店などで家電を買い替える際に古い製品の引き取りを依頼することです。ご経験された方も多いことと思いますが、一般的に製品代金と一緒に収集運搬費と家電リサイクル料金を支払い、新しい製品の設置と当時に回収を依頼します。
家電リサイクル料金はエアコンで990円、冷蔵庫・冷凍庫(大)で4,730円程度です(2023年6月現在)。ただし品目、メーカーにより異なる場合がありますので、詳しくは
一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターホームページをご覧ください。
②指定取引場所に持っていく
家電量販店が引き取った古い製品は、いったんメーカーの「指定引取場所」と呼ばれるところに集められます。その後、リサイクルに向けて検品や処理が行われるわけですが、この指定引き取り場所に古い製品を直接持ち込むことが可能です。
三原市内から利用できる指定引取場所は次の2か所です。
備後通運株式会社 尾道支店尾道港営業所
- 住所:尾道市新浜2丁目5番29号
- 電話番号:0848-22-2127
岡山県貨物運送株式会社 尾道営業所
- 住所:尾道市正徳町31番11号
- 電話番号:0848-22-8141
具体的には、あらかじめ最寄りの郵便局で家電リサイクル券を入手してリサイクル料金を振り込み、直接持ち込むという流れになります。
③不用品回収専門業者などに回収を依頼する
遠方に引っ越す、空き家となっていた家屋を取り壊す、などの事情から新しい製品に買い替える予定がない場合や、車両の手配が難しいなど指定取引場所への持ち込みが難しい場合には、回収を依頼することもできます。
回収は不用品回収の専門業者に依頼するほか、三原市内では市内家電回収協力店としてエディオン アクロスプラザ三原店、ヤマダ電機テックランド三原店でも回収の依頼を受け付けています。
ただし、市内家電回収協力店に回収を依頼する場合には引き取り日時、リサイクル料金などについて事前に問い合わせが必要です。また、ヤマダ電機テックランド三原店に依頼する場合には直接店舗に出向いて回収の申し込みを行う必要があります。
エディオン アクロスプラザ三原店
- 住所:三原市円一町1丁目1-2-2
- 電話番号:0848-62-5111
ヤマダ電機テックランド三原店
- 住所:三原市城町3丁目10-3
- 電話番号:0848-61-0230
不用品回収はプロにお願いしたほうがいい?
エアコンや洗濯機を処分する際、不用品回収の専門業者に依頼したほうが良いケースがあります。主なものをいくつか紹介しましょう。
取り外し・運搬の自信がない場合
洗濯機、エアコンとも、取り外す際にはそれほど高度な技能や知識が必要になることはありません。
とは言え、洗濯機を取り外す場合には工具を揃えるなどそれなりの準備が必要です。また、搬出や車両への積み込みにも複数人の手が必要となるでしょう。また、取扱説明書などを参考として正しい手順で取り外しを行わないと水漏れや感電などの事故に遭う危険性もあります。
また、特にエアコンを取り外す場合には、一般的に室内機が高い位置に取り付けられており取り外し時の負担が大きいこと、室外機が隣家との狭い境界地や高層階に設置されている場合には搬出が難しいことなどの理由から、自信のない場合には専門業者に依頼したほうが安全なケースがあります。
お急ぎの場合や日程が限られている場合
市内家電回収協力店に回収を依頼した場合、希望の日時に回収してもらえるとは限りません。引っ越しする日や退去する日が決まっていてそれまでに製品を処分しなければならない場合や、既に引っ越しを終えていて時間のある日に遠隔地から現地に出向きたい場合などには不便でしょう。
専門業者に依頼する場合には、事前に希望日に引き取りが可能であるかを確認することできます。また、希望する時間などある程度の調整が可能な場合もあります。お急ぎの場合や、多忙などで対応可能な日程が限られている場合には専門業者のご利用を検討してみるのも良いかもしれません。
他の作業もまとめて依頼したい場合
三原市では、「収集しないごみ」として家電4品目のほかパソコン、一時多量ごみ(引っ越し、大掃除、庭の刈り込みなどで出る大量のごみ)、事業系ごみ、在宅医療廃棄物、スプリングの入った応接ソファ、マットレス類、マッサージ機などが挙げられています。また、農機具、浴槽、建築廃材、自動車部品、ピアノ、ビニール波板、灰、農業用ビニール、農薬、バイク、ブロック、土砂等、オイル、消火器、ガスボンベ等、バッテリー、タイヤなども清掃工場・不燃物処理工場では処理できないとしています。こうした物品もまとめて処分したい場合には、専門業者を頼るのが良いでしょう。
また、専門業者の中にはハウスクリーニングや不用品買取などのサービスも合わせて提供しているところもあります。引っ越しや大規模なリフォームなどを予定していて、追加のサービスが必要な場合にも専門業者に依頼するのが良いでしょう。
失敗しない! 不用品回収専門業者の選び方
経済産業省のWebページ「家電4品目の『正しい処分』早わかり!」では、
- 街中を大音量で巡回する業者
- 空き地で回収を行う業者
- 大量にチラシを配布している業者
- インターネットのみに広告を出している業者
のうち、特に低料金や無料回収をうたう業者には「無許可」で回収を行う悪徳業者が混じっている可能性があるとして注意を促しています。
ご家庭の不用品を回収するには市町村から「一般廃棄物処理業許可」を受ける必要があります。似たような許可制度に聞こえますが、「産業廃棄物」や「古物商」の許可では不用品回収はできません。
無許可の業者を利用した場合、「無料と言っていたのに作業後に高額な請求を受けた」「支払い後に業者と連絡がつかなくなってしまった」「知らないうちに回収後の製品が不法投棄されていた」といったトラブルに巻き込まれる場合があります。
特に不法投棄に関しては、前述のとおり罰則を受ける危険性があるほか、深刻な環境破壊や野積みによる火災にもつながる危険性もありますので、業者を選ぶ際には一般廃棄物処理の許可を受けているかを確認するとともに、口コミや作業実績、見積り例などを参考として慎重に選びましょう。
三原市での家電4品目の回収なら片付け堂 三原店へ!
片付け堂 三原店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機などの家電4品目は単品回収もOK。テレビ1点などからご相談ください。また、ピアノ、農機具、コンクリートブロックなど、三原市で収集していないごみも回収しています。家電4品目に合わせてお気軽に回収をご依頼ください。
また、ゴミ屋敷清掃、遺品整理、ハウスクリーニング、不用品買取、生前整理なども承っております。
相談は無料ですので、三原市で家電4品目の処分を考えている方は
片付け堂 三原店まで電話・LINE・お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、三原市内での家電4品目について、①買い替え時に引き取りを依頼する、②指定取引場所に持っていく③不用品回収専門業者などに回収を依頼する、の3つの方法があることを紹介しました。
「家電リサイクル法」により、ごみの減量と資源の有効利用のため家電4品目を処分する際には適切な回収が義務付けられており、違反した場合には罰則が適用される危険性があります。ご自分で対処することが難しい場合には、市内家電回収協力店や不用品回収専門業者なども活用し、正しい家電リサイクルを心がけましょう。
家電4品目の処理方法について、もし何かご不明な点がございまいたら、片付け堂 三原店まで電話・LINE・お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。みなさまのお問い合わせをお待ちしております。