テレビを処分する5つの方法とは？不用品回収業者に任せるメリットや注意点まで解説

テレビは家電リサイクル法の対象となっているため、処分する際は所定の手続きを行い、費用を支払う必要があります。この記事では、なるべく手間をかけずにテレビを処分したいと考えている人に向けて、具体的な処分方法を解説します。不用品回収業者に依頼するメリットや業者を選ぶ際の注意点も解説するため、ぜひ役立ててください。

家電リサイクル法が施行されて以来、テレビは粗大ゴミとして捨てられなくなりました。家電リサイクル法は、対象となっている製品を処分する際に資源として活用することを義務付けた法律です。「家電リサイクル券」を入手したうえで必要事項を記載し、料金を支払う必要があります。

家電リサイクル法（特定家庭用機器再商品化法）は、対象製品をリサイクルして廃棄物の量を減らすために制定されました。具体的な対象製品はテレビに加えて、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンです。これらの対象製品は、必ず家電リサイクル法の取り決めに従って処分しなければなりません。

家電リサイクル法の対象製品を処分する場合、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。ただし、状態がよければ買取を希望できるケースもあり、リサイクル料金と収集運搬料金をかけずに引き渡せる可能性もあります。処分方法によってかかる金額は変化するため、後述する内容を参考にしてください。

※参考：家電リサイクル法（特定家庭用機器再商品化法）｜経済産業省

家電リサイクル法の対象製品を処分するときは、家電リサイクル券を用意して料金を支払います。家電リサイクル券は、料金販売店回収方式と料金郵便局振込方式の2種類です。家電の小売店に処分を依頼するときは料金販売店回収方式となり、料金を支払うと家電リサイクル券の控えを受け取れます。

一方、小売店以外に回収を依頼する際は料金郵便局振込方式となり、あらかじめ郵便局で料金を支払い、家電リサイクル券を入手します。回収時に家電リサイクル券を提示し、控えを受け取りましょう。家電リサイクル券に表示されている「お問い合わせ管理票番号」により処分の状況を確認できるため、控えは大切に保管してください。

なお、家電リサイクル券はテレビの画面に貼りつけるとリサイクルする際に支障が出る可能性があるため、画面以外に貼り付けましょう。

区分コードの記載の仕方に注意

料金郵便局振込方式では、家電リサイクル券に自分でテレビの区分コードを記載しなければなりません。区分コードは種類と大きさによって異なっており、種類は2つ、大きさは3つに分けられています。区分コードや料金については一般財団法人家電製品協会のWebサイトでも確認できるため、あわせて参考にしてください。

※参考：トップページ｜一般財団法人家電製品協会

大きさが分からないときは型番をチェック

大きさが分からない場合は、テレビの型番を確認しましょう。型番はテレビの裏側や正面下部などに記されています。型番として記載されている最初の2桁の数字がテレビの大きさを表している場合が多いです。液晶テレビのV型に小数点が含まれているときは、四捨五入してください。また、説明書や保証書もチェックするとより確実です。

テレビの処分方法は複数あります。ここでは、おすすめのテレビの処分方法を解説します。

家電製品を販売した店舗は、処分時にその製品を引き取る義務があります。そのため、テレビについても引き取りの依頼が可能です。テレビの買い替えで古いテレビを処分したい場合は、新しいテレビを購入する店舗に引き取りを依頼しましょう。

店舗に処分を依頼すると、テレビを引き渡す際にリサイクル料金と収集運搬料金を支払うことになります。このとき忘れずにリサイクル券の控えを受け取ってください。リサイクル料金と収集運搬料金をあわせた金額の相場は、4,000～6,000円程度です。

なお、収集か持ち込みのどちらかを選べますが、持ち込んだほうが料金を抑えられる可能性が高いです。なかには古いテレビを無料または割安で引き取ってもらえるケースもあります。

テレビを処分するには、自治体が指定しているリサイクル家電の収集所に自分で持ち込む方法もあります。この場合は、料金郵便局振込方式で料金を事前に支払っておきましょう。そのうえで、リサイクル券とともに処分したいテレビを収集所へ持ち込みます。

自分で運搬するため、処分にかかる料金はリサイクル料金のみです。具体的なリサイクル料金は、前述した一般財団法人家電製品協会のWebサイトで調べましょう。

テレビの状態によっては、リサイクルショップや他の業者に引き取ってもらえる場合もあります。引き取りを依頼すると査定ののちに価格が提示されます。買取価格に合意すれば、引き取ってもらうことが可能です。

型が新しければ、買取されやすいです。ただし、製造されてからの期間が長いテレビや、壊れているテレビを買い取ってもらうのは難しいでしょう。引き取ってもらえなくてもまだ使用できる状態であれば、誰かに譲るのもひとつの方法です。

テレビはネットオークションやフリマアプリに出品して購入希望者に譲ることも可能です。この場合、リサイクル料金や収集運搬料金はかかりません。テレビは人気のある製品で、比較的売れやすいといわれています。電源がつかないテレビや液晶にヒビが入っているテレビもジャンク品として出品すれば、売れる可能性があります。

出品や発送なども自分で行う必要があり手間がかかりますが、出品先によっては商品運搬のサービスが用意されている場合もあります。ただし、会員登録の手数料や配送料がかかってしまうため、その点を考慮したうえで出品してください。

不用品回収業者のなかには、買取サービスに対応しているところもあります。テレビの状態によっては回収にかかる料金と買取金額を相殺できるケースもあります。回収料金が無料にならなくても、割引になる可能性が高いです。

問い合わせをすると無料で下見や見積りが行われ、回収日の日程調整が行われます。回収の作業が済んだところで支払いになります。この方法であれば、リサイクル料金や収集運搬料金はかかりません。ただし、不用品としての回収になる場合は、ブラウン管テレビで2,000～5,000円、液晶テレビで2,500～5,000円程度の料金がかかります。

※参考：不用品回収業者おすすめランキング10選を紹介｜選び方のコツを解説」の記事はこちら

テレビの回収を不用品回収業者に依頼した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、不用品回収業者を利用する場合のメリット・デメリットを解説します。

不用品回収業者なら、最短で即日の回収が可能です。また、場合によっては深夜や早朝に対応してもらえる可能性もあります。急いで回収を依頼したい人や忙しい人でも、自分の都合にあわせて回収を依頼できます。また、業者によっては買取サービスに加えて、遺品整理やハウスクリーニングまで対応してもらえて便利です。テレビ以外の大型家電もまとめて処分できます。

不用品回収業者に回収を依頼した場合の費用は、他の処分方法に比べると高めです。ただし、買取に対応している業者であれば料金を抑えられる可能性もあります。

また、不用品回収業者を名乗る業者のなかには、悪徳なところも存在します。最初は無料といっていたにも関わらず、後から一部に料金がかかると高額な価格を請求されるケースもあります。また、回収した製品を適切に処分せず不法投棄する業者もあるため、注意が必要です。

不用品回収業者の片付け堂では不用品回収をはじめ、広範囲のサービスを提供しています。自治体の許認可を取得しているため、安心して作業をまかせられます。テレビなどの不用品の回収を希望する場合は、ぜひ相談してみてください。

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