生前整理とは、元気なうちに不要なものを整理・処分し、身の回りをすっきりとさせることを指します。気持ちや資産の整理も、生前整理には含まれます。生前整理の大きな目的は、身の回りを整理し、その後の人生を前向きに生きることです。とはいえ、何から手をつけたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、松山市で生前整理を検討している方に向け、生前整理でやるべきことや進め方について解説します。
生前整理をするメリット
まずは、生前整理をすることによって得られるメリットを見ていきましょう。
メリット1.人生が前向きになる
生前整理は、これまでの人生を振り返る作業でもあります。誰とどんな時間を過ごし、どんな資産を形成してきたかを振り返ることで、あらためて周りの方々への感謝の心が芽生えます。また、身の回りも片付くことで心身ともにすっきりし、これからの人生を前向きに生きるきっかけとなります。生前整理というと終活の一環と捉える方も少なくありませんが、「これまで」のためでなく「これから」のため、そして自分と周りの方々のためにするものなのです。
メリット2.家族の負担が軽減する
誰にどんな資産を引き継ぎたいのか、どこに何があるのかもわからないでいると、相続後、遺された家族が困ってしまうことにもなりかねません。ご家族は、被相続人の希望に沿うように相続したいと願っているものです。生前に意思を伝え、資産や大切なものの所在をわかりやすくしておくのは、家族への温かな配慮だといえるでしょう。
メリット3.相続トラブルの回避
被相続人の意思が確認できないことは、相続トラブルの引き金にもなりかねません。明確に意思を伝えていないとなると、法定相続分で相続することになるのが原則ですが、法定相続人の中でも一緒に暮らしている方、縁遠かった方、とりわけお世話になった方など、関わり方には差があるはずです。希望する資産を希望する方へと繋ぐためにも、生前整理および意思を伝えておくことはご自身やご家族にとって大切なことです。
生前整理をするデメリット
一方で、生前整理には次のようなデメリットがあります。
デメリット1.気力と体力が必要
これまでの長い人生を振り返り、身の回りの整理をすることは、一朝一夕にとはいきません。いざ着手したとしても、続けるには気力が必要です。また、物理的に重たいものを処分したり、移動したりすることも必要なため、一定の体力も要します。
「生前整理はいつ始めればいいの?」と悩む方もいらっしゃいますが、気力・体力が必要なことから、元気なうちに始めることをおすすめします。還暦や退職など第二の人生をスタートさせるタイミング、お子様が独立されたタイミングなどで始めてみてはいかがでしょうか。
デメリット2.費用がかかることも
生前整理は、ときに不用品回収業者や銀行、ファイナンシャルプランナー、弁護士などの専門機関・専門家の助けも必要です。これらの機関を利用するには一定の費用がかかることから、やるべきことを決め、予算や期間を明確にしたうえで始めると良いでしょう。
生前整理でやることリスト
生前整理の対象は、物理的なモノから預貯金や不動産、債権などの資産まで多岐にわたります。初めに生前整理の着地点を決めることで、ゴールが明確になり、気力も出てくるものです。生前整理でやるべきことを大別すると、次の3つに集約されます。
①身の回りを整理する
まずは、身の回りの整理です。使わなくなった家具や家電や着なくなった衣類など、これからの人生で必要ないと考えられるものは処分していきましょう。身の回りがすっきりするだけで気持ちが前向きになり、遺された方々の遺品整理の手間も大きく軽減します。
②財産目録をつくる
現金・預貯金に加え、不動産や有価証券、会員権などの財産の一覧表とその所在を示した財産目録を作成しましょう。これを機に、財産の資産価値も改めて把握しておくと良いでしょう。自宅を含め、古くから所有している不動産の価値が予想以上に上がっていることも少なくありません。もちろん、その逆も然りです。財産の価値を把握しておくと、誰にどの資産を引き継ぐかを考える際にも役立ちます。査定書や見積書は評価の根拠となりますので、財産目録とともに保管しておきましょう。
③遺言書をつくる
先のとおり、明確に意思を示す遺言書がなかった場合、基本的には法定相続分で相続されることになります。誰に、どの資産を引き継ぐかを指定したい場合は、遺言書の作成が必要です。
遺言は、次の2つに大別されます。
- 自筆証書遺言
- 公正証書遺言
簡単にいえば、自分で書くか、専門家に作ってもらうかのいずれかです。ただし、どちらにしてもルールに則って遺さなければ法的拘束力はないためご注意ください。必要に応じて、専門家に相談しながら遺言書を作成しましょう。
④エンディングノートを書く
エンディングノートもまた、遺言書と同様に自分の意思を遺すための文書です。しかし、遺言書のように法的拘束力はないため「想い」や「希望」を遺すためのものだと考えておきましょう。たとえば、葬儀の形式や呼んでもらいたい人、希望する埋葬方法、遺された家族へのメッセージなどを書き記します。とはいえ、エンディングノートに決まった使い方はありません。中には、介護についての希望を書かれる方もいらっしゃいます。
生前整理の進め方
生前整理でやるべきこと・やりたいことがわかっても、何から着手すればいいのか悩んでしまう方も多いはずです。生前整理に決まった順番はありませんが、進め方に悩んだら身の回りの整理から始めることをおすすめします。
①生前整理は身の回りの整理から
身の回りの整理は、着手しやすく、自分のペースで好きなように進めることができます。加えて、身の回りが片付くことで、その他のことを考える余裕も生まれるはずです。少しでも早く、少しでも楽に整理したいという場合は、生前整理業者や不用品回収業者を活用しましょう。
②財産整理・遺言は家族の意向も聞いて進める
財産の整理と遺言書の作成は、独断ではなく、家族の意向も聞きながら進めることをおすすめします。というのも、自分の希望と相手の希望には乖離(差)があることもあるからです。たとえば、「自宅を長男に相続したい」と考えていても、長男は「別のところに住みたい」と思っていて、次男が自宅に住むことを希望しているケースもあります。たとえ家族であっても、将来設計まで話し込む機会はなかなかないものです。生前整理を始めたことをきっかけに、家族の本音を聞いてみましょう。
③利用していないサービスの解約も忘れずに
長く暮らしていると、さまざまなサービスを利用するものです。中には、今ではまったく使っていないにもかかわらず、課金が続いていたり、アカウントが残っていたりするサービスもあるのではないでしょうか。サービスの解約やログインは、ご本人でなければ難しいものです。生前整理を機に、これらのサービスも断捨離していきましょう。
- 動画視聴サービス
- パソコンのウイルスソフト
- 使用していない口座
- SNSのアカウント
松山市の優良生前整理業者
愛媛県松山市で不用品回収をご検討でしたら、片付け堂松山店にお任せください。片付け堂松山店で生前整理をしていただくメリットは、次のとおりです。
許可業者だから安心して任せられる
片付け堂松山店は、松山市から正式に許可を得た一般廃棄物収集運搬業の許可業者です。依頼者様の気持ちに寄り添ったうえでお荷物を整理し、法律に基づき適正に粗大ゴミや不用品を回収・処分しておりますので、安心してお任せいただけます。
追加料金の発生はない
片付け堂松山店でお出しする見積もりには、以下のように生前整理に必要な作業費がすべて含まれています。
- 生前整理作業
- 積込作業
- 収集運搬
- 処分
- 養生作業
事前下見を含めたお見積りは無料です。事前下見で詳細なお見積りを決定しますので、追加のご依頼がない限り、作業当日に追加料金が発生することはありません。
不用品の買い取りにも対応
整理する不用品の中で、状態の良いものや価値のあるものは買い取らせていただくことも可能です。専門のスタッフが査定し、適正価格で買い取りさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
片付け堂松山店では、生前整理のほか、不用品買取やハウスクリーニングなどのサービスも行っております。下見、お見積りのご相談は無料ですので、ご興味がおありの方は電話、LINE、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回お伝えした生前整理でやるべきことや進め方は、考え方の1つです。生前整理にルールはありません。何から始めていいかわからない場合は、まずは心身ともにすっきりとさせ、その後の整理を効率的に進めるためにも、身の回りの片付けから始めることをおすすめします。
片付け堂松山店は、松山市から一般廃棄物収集運搬業の許可を得たうえで生前整理をさせていただいております。追加のご依頼がない限り、事前下見を伴ってお出しした見積もりに追加して費用を請求することはありません。事業者選びにお悩みの方は、どうぞお気軽に片付け堂松山店にご相談ください。