冷蔵庫を捨てたいけど粗大ゴミでいいのか分からない、という方は注意が必要です。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電で、粗大ゴミとして処分できません。
冷蔵庫を処分するときは、どのようにして処分すればいいのでしょうか。
本記事では、倉吉市で冷蔵庫を処分したいと考えている人のために、冷蔵庫の正しい処分方法を紹介します。
お得に冷蔵庫処分を行う方法や手間をかけずに処分する方法も紹介するので、参考にして適切に処分するようにしましょう。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象家電
冷蔵庫は家電4品目と呼ばれるものの一つで、家電リサイクル法の対象家電となります。[注1]
[注1]経済産業省「家電4品目の『正しい処分』早わかり!その家電、きちんと捨てないと…」
(参照 2022-8-24)
冷蔵庫を粗大ゴミとして捨てることができていた時代もありますが、現在は粗大ゴミとして冷蔵庫処分をするのは違法です。 冷蔵庫を含む家電4品目は家電リサイクル法に則って処分しなければなりません。
冷蔵庫本体はもちろん、冷蔵庫についている製氷機や野菜室のカゴなども、家電リサイクル法の対象になります。 また、冷凍庫のみのものや、ワインセラーなども家電リサイクル法の対象です。
家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法は、一般家庭や事務所で処分する冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンを対象とした法律で、1998年に公布され、2001年4月から施行になりました。[注2]
冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンは、まとめて家電4品目と呼ばれます。
[注2]一般財団法人 家電製品協会「家電リサイクル法とは?」(参照 2022-8-24)
これらの家電には再利用できる部品や材料があるため、処分する際に持ち主が処理費用を負担することが定められています。家電によっては、費用負担が大きくなることを覚えておきましょう。
家電リサイクル法対象家電のリサイクル料金
家電リサイクル法の対象家電となる家電4品目のリサイクル料金は、品目ごと・メーカーごと・大きさごとに決まっています。
冷蔵庫の場合、主要メーカーでは170リットル以下で3,740円(税込)から、171リットル以上で4,730円(税込)からの場合が多いです。 メーカーごとの詳しいリサイクル料金は、家電リサイクル券センター(リサイクル料金一覧)で公開されています。[注3]
[注3]一般財団法人 家電製品協会 「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」
(参照 2022-8-24)
冷蔵庫以外の対象家電のリサイクル料金も確認できるので、こちらを参考にしてみてください。
また冷蔵庫など家電4品目の処分方法によっては、リサイクル料金に加えて運搬料金がかかります。
運搬料金は家電を運搬してくれる業者によって異なるので、運搬料金が必要な場合は料金も確認しておきましょう。
倉吉市で冷蔵庫を処分する7つの方法
倉吉市で冷蔵庫処分をする場合、7つの処分方法があります。
まだ使える冷蔵庫の場合は売却する方法もあるので、冷蔵庫の状態を見て適切な方法を考えましょう。 それぞれの処分方法を詳しく解説していきます。
倉吉市で冷蔵庫を処分する7つの方法
- 新しく冷蔵庫を買う家電量販店で引き取ってもらう
- 購入したお店に引き取ってもらう
- 倉吉市の指定引取所で引き取ってもらう
- リサイクルショップに買い取りを依頼する
- フリマアプリやインターネットオークションに出す
- 知り合いに譲る
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
1. 新しく冷蔵庫を買う家電量販店で引き取ってもらう
新たに冷蔵庫を購入して今まで使っていた冷蔵庫が不要になった場合、冷蔵庫を購入する家電量販店で引き取ってもらえます。
家電量販店に「不要になった冷蔵庫を引き取ってほしい」と伝えましょう。
使っている冷蔵庫のメーカーや容量を控えておくと、スムーズに対応してもらえます。
家電量販店に引き取りを依頼する場合、リサイクル料金に加えて運搬費用がかかることがほとんどです。
運搬費用無料のキャンペーンをしているところや買取サービスに対応しているところもあるので、購入の相談をする際にその旨も確認しておきましょう。
2. 購入したお店に引き取ってもらう
新しく冷蔵庫を購入する予定はないものの冷蔵庫処分をしたいという場合は、以前冷蔵庫を購入したお店に依頼して引き取ってもらう方法があります。
この場合は、購入したお店に連絡して引き取ってもらいたい冷蔵庫のメーカーや容量を伝えましょう。 運搬費用がかかるため、いくらになるのかも確認しておきます。
万が一、購入したお店が閉店してしまっている場合や購入したお店が遠方の場合、最寄りの家電量販店が対応してくれる場合もあります。必ず対応してもらえるとは限りませんが、一度連絡して相談してみましょう。
3. 倉吉市の指定引取所で引き取ってもらう
家電量販店に処分をお願いしない場合や処分を依頼しても断られてしまった場合は、倉吉市の指定引取所に引き取ってもらう方法があります。
この場合は自分で冷蔵庫を持ち込むことになるので、運搬料金はかかりません。
冷蔵庫を運搬できる車両を所有している場合、この方法で運搬費用を節約すると手間はかかりますがお得に冷蔵庫処分ができます。
指定引取所で引き取ってもらう場合は、まず冷蔵庫のメーカーと容量を調べ、家電リサイクル券センター(リサイクル料金一覧)でリサイクル料金を確認しましょう。[注3]
[注3]一般財団法人 家電製品協会 「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」
(参照 2022-8-24)
確認できたら郵便局に行き、窓口で「家電リサイクル料金を支払いたい」と伝えます。
郵便局の窓口で家電リサイクル券が購入できるので、指定の用紙に必要事項を記入しましょう。
そのまま料金の振り込みを行いますが、この際に別途振り込み手数料がかかるのでご注意ください。
なお、倉吉市内にある全ての郵便局が家電リサイクル料金の取り扱いをしているわけではありません。[注4]
[注4]倉吉市 「家庭電化製品のリサイクルと排出の方法について」(参照 2022-8-24)
郵便局に行く前に、その郵便局が対応をしているのか確認しておくことをおすすめします。
家電リサイクル料金を振り込んだ後は、振り込んだ際にもらえる家電リサイクル券を処分する冷蔵庫に貼り付けます。家電リサイクル券は必ず冷蔵庫の右面上部に貼ってください。[注5]
[注5]一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター
「ご自身で指定引取場所まで持ち込まれる場合は、以下をご確認ください。」
(参照 2022-8-24)
冷蔵庫の内部などに貼らないように気をつけましょう。
また、冷蔵庫の型番ラベルを家電リサイクル券で隠してしまわないように気をつけてください。
最後に指定引取所に持ち込みを行いますが、持ち込む前に冷蔵庫を持ち込みたい旨を連絡し、営業日や受付時間を確認しましょう。
倉吉市指定の引取所は以下の4箇所です。(2022年8月24日時点)[注6]
[注6]倉吉市「家庭電化製品のリサイクルと排出の方法について」(参照 2022-8-24)
- 指定引取所
- 住所
- 電話番号
- (株)牧浦商店
- 鳥取市正蓮寺99
- 0857-23-0591
-
日本通運(株)
鳥取支店 千代水倉庫 - 鳥取市千代水4丁目38
- 0587-28-6251
-
日ノ丸西濃運輸(株)
米子支店 - 米子市流通町430-2
- 0859-39-3939
- 平林金属(株)山陰工場
- 米子市旗ケ崎2303
- 0859-24-5551
4. リサイクルショップに買い取りを依頼する
不要になった冷蔵庫がまだ使用できるものや年式が新しい冷蔵庫の場合、リサイクルショップで買い取りをしてもらえる可能性があります。
リサイクルショップで買い取りを依頼すれば、リサイクル料金がかかりませんし、冷蔵庫の状態によっては高価買取してもらえることもあるので処分するよりお得です。
ただし使える状態の冷蔵庫であっても、年式が古かったり人気のあるメーカーの冷蔵庫でなかったりする場合は、買い取りを断られてしまうこともあるので理解しておきましょう。
リサイクルショップに持ち込んで買い取りを断られてしまうと二度手間ですから、まずはリサイクルショップに連絡して、冷蔵庫のメーカーや年式、傷などの状態を伝え、買取可能か確認してもらうことをおすすめします。
最近はインターネットで査定するサービスがあるリサイクルショップもあります。
またご自身で持ち込みが難しい場合は、出張買取を行っているリサイクルショップを探してみましょう。出張査定・買取費用がかかりますが、自動車がなくても買い取ってもらえるので便利です。
5. フリマアプリやインターネットオークションに出す
リサイクルショップで買い取りを断られてしまった場合や、買取価格に納得できない場合は、フリマアプリやインターネットオークションを利用する方法もあります。
年式が古い場合や人気メーカーの冷蔵庫ではない場合でも、売却できる可能性があるので、どうしてもお得に処分したい場合は検討してみましょう。
フリマアプリやインターネットオークションに出す場合は、きれいに掃除して、購入者の方へ傷や汚れがある場所をきちんと申告しておきます。
傷などを隠して売却すると後々トラブルになることがあるので、正確に伝えるようにしましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらうのとは異なり、フリマアプリやインターネットオークションなら自分で価格が決められるのがメリットの一つです。ただし相場よりも高くしすぎると売れなくなる可能性も出てくるので、同じメーカー・年式の冷蔵庫の価格を調べてみましょう。
また冷蔵庫の場合、送料が高額になります。送料は購入者負担にするのかどうかも検討して価格を決めましょう。
フリマアプリやインターネットオークションは、高値で冷蔵庫を売却できる方法ですがすぐに売れるとは限りません。 買い手が決まるまでは自宅で保管する必要があることも理解しておいてください。
6. 知り合いに譲る
知り合いや友人、身内などに冷蔵庫を欲しがっている人がいれば、譲ってしまうのもおすすめの方法です。この場合、買い取りや売却のようにお金にはなりませんが、リサイクル料金を支払わずに冷蔵庫処分ができます。
身近な人に冷蔵庫を欲しがっている人がいないか、一度声をかけてみましょう。
近隣エリアで不用品の譲渡ができる掲示板サイトもあります。
リサイクル料金を節約したいなら、こういったサイトを利用してみるのもおすすめです。
7. 不用品回収業者に引き取ってもらう
もしも冷蔵庫以外にも不要になった家電や家具などがあれば、不用品回収業者にまとめて依頼するのもおすすめです。
倉吉市指定の引取所に持ち込めない場合も、不用品回収業者なら自宅まで引き取りに来てくれます。指定した日時に搬出から運搬、処分まで全てを業者が請け負ってくれます。
他の不用品も一気に処分することができるので、引越しや遺品整理などで冷蔵庫処分が必要になった人にもおすすめです。
中には買い取りに対応している業者もあるので、まだ使用できる冷蔵庫や他の家電、家具などがある場合は値段が付く可能性も。
その場合は処分費用と相殺してもらえるため、お得に処分できるでしょう。
不用品回収業者に依頼するときの注意点
倉吉市で不用品回収を行っている業者は多数ありますが、中には悪徳業者も存在します。
悪徳業者に依頼しないために、依頼する際は業者のホームページで、倉吉市から一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者かどうか確認しましょう。
許可を得ている業者なら、許可番号とともに記載があります。
また同時に、ホームページで業者の住所や電話番号の記載があるかを確認してください。
無料回収を謳っている業者もありますが、後から何かしらの名目で料金を請求される可能性が高いです。 無料という言葉に惑わされないようにし、どうしても依頼する際には、依頼前に発生する費用があるのかを徹底して確認しましょう。
また見積もりを依頼し、見積もり内容に不明なものがないか、それ以上追加の費用がないのかも確認してください。優良業者の場合、ホームページで明確に料金を示していることが多いでしょう。
冷蔵庫処分は正しい方法で行いましょう
不要になった冷蔵庫は、面倒でも家電リサイクル法に則って処分しなければなりません。
お得に処分したいのであれば、買い取りや売却も含めて検討してみましょう。
他にも処分したいものがたくさんある場合は、業者選びに気をつけて不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
倉吉市の片付け堂倉吉琴浦店は、一般廃棄物収集運搬業許可証を取得している不用品回収業者です。電話・メール・LINE相談は無料なので、倉吉市で冷蔵庫の処分を考えている方はお気軽にお問い合わせください。