大掃除、引越し、断捨離、海外への長期出張などを機に、家具を整理しようと考える方も少なくないでしょう。
家具の正しい処分方法は限られているため、あらかじめしっかりと確認しておく必要があります。
その中でも、今回は「本棚」に焦点をあてて処分方法をご紹介。
「本棚は粗大ゴミでいいのかな?」「粗大ゴミに出す以外の方法は?」などの疑問を解決しながら、業者に依頼する際の流れなども解説いたしますので、本棚の処分をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
本棚を処分する5つの方法
本棚などの家具を処分しようと考えた場合、まっさきに思い浮かぶ方法が、「粗大ゴミに出す」という方法なのではないでしょうか。
もちろん、それも正解ですが、ほかにも本棚を正しく処分する方法があります。
中には無料で処分できる方法もあるため、メリットとデメリットを天秤にかけて、最適な方法を選択しましょう。
粗大ゴミに出す
粗大ゴミに出すという処分方法は、本棚などの大型家具を処分する、もっともポピュラーな方法です。
お住まいの自治体に問い合わせ、粗大ゴミ回収の依頼をし、コンビニや郵便局などで粗大ゴミ処理券を購入して本棚に貼り付けます。
指定された収集日に、指定された場所まで本棚を運べば、処分は完了です。
身近な処分方法ではありますが、希望した日に処分できないかもしれない可能性もある上、指定の場所までご自身で本棚を運ばなければいけないため、時間と手間がかかる場合があります。
かかる費用
粗大ゴミに出す方法でかかる費用は、各自治体によって異なります。
例えば、千葉県船橋市であれば、「重さ15kg未満のものは370円」(※1)、神奈川県横浜市では、「粗大ごみ受付センターへお問い合わせください」(※2)となっています。
必ずお住まいの自治体に問い合わせて、正しい金額の処理券を購入するようにしてください。
※1:船橋市「粗大ごみ処理手数料一覧」
※2:横浜市「粗大ごみ処理手数料表(品目別)」
リサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップに買い取ってもらうという処分方法もあります。
買取りなので、本棚の状態によっては、思わぬ収入を得られる可能性も。
ただし、その場合は本棚をかなり綺麗な状態でリサイクルショップに持ち込む必要があります。
使い古した本棚である場合、買い取ってもらえないどころか、引き取りすらしてもらえない場合もあるため、リスクを回避するため、事前にショップに問い合わせると良いかもしれません。
また、リサイクルショップに本棚を持ち込む場合、基本的にはご自身で搬入しなければいけないため、場合によっては軽トラックなどを借りなければならないというデメリットがあることも覚えておきましょう。
かかる費用
リサイクルショップへの持ち込みは基本的に買取りとなるため、費用はかかりません。
本棚の状態が良ければ逆に収入を得られる場合もあります。
ただし、希少なアンティーク品などでない限り、査定額はそれほど高額になりませんので、「金額がつかなくても良い」くらいの気持ちで持ち込んだほうが良いかもしれません。
フリマ・オークションに出品する
本棚をフリマ・ネットオークションに出品するという処分方法もあります。
フリマやネットオークションに出品する場合、ご自身で本棚の値段を設定できる点がメリットと言えるでしょう。
ただし、売れるまでに時間がかかったり、品物に対して設定金額が高すぎると、値下げをしなければいけないなどのデメリットも。
また、売れたとしても梱包や発送が大きな手間になる場合も少なくありません。
かかる費用
フリマやネットオークションに出品する場合、基本的に費用はかかりません。
近頃は無料フリマアプリなども多く出回っているため、無料で本棚を出品することができます。
また、例えば5,000円(送料別)の値段設定をした本棚が売れた場合、そのまま5,000円が収益となるため、費用がかかるどころか、お金が入ってくるのがフリマやネットオークションの利点。
ただし、輸送中に本棚に傷がつかないよう、しっかりと梱包する必要があります。
衝撃吸収材や大きめのダンボールなど、梱包材に費用がかかることを覚えておきましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
本棚を不用品回収業者に回収・処分してもらうという方法もあります。
不用品回収業者であれば、どの業者を選んでも本棚はほぼ間違いなく回収してくれますし、本棚がどんなに傷んでいても引き取ってくれるというメリットがあります。
また、本棚の移動などはすべてスタッフが担当するため、ご自身で本棚を搬出するなどの手間が省けるのも利点。
ただし、一般のご家庭から本棚を含めた不要品を回収して良いのは、自治体から「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得ている業者のみです。
この許可を得ていない業者が一般のご家庭から不要品を回収することは違法にあたりますので、業者に依頼する際は事前の確認が必須となります。
かかる費用
かかる費用は業者によって異なりますが、本棚ひとつの回収であれば、数千円で済むことがほとんどです。
ただし、そこに人件費や管理費などがプラスになることが多いため、今回の記事でご紹介する処分方法の中では、一番高額になる傾向があります。
複数社に見積もりを依頼し、比較検討するのがおすすめです。
解体できる場合は可燃ゴミ・不燃ゴミに出す
もしも本棚の解体が可能なのであれば、可燃ゴミや不燃ゴミに出すという手もあります。
その場合は、可燃ゴミ・不燃ゴミに出して良い規定のサイズが定められているはずですので、自治体のホームページで確認しましょう。
規定のサイズ以下に解体できれば、一般ゴミとして出すことができます。
ただし、ノコギリなどの工具を使用しなければいけない場合もあるため、解体作業に慣れていない方は時間がかかったり、怪我をしてしまったりする可能性もあるので注意しましょう。
かかる費用
可燃ゴミや不燃ゴミなど、一般のゴミとして出せる場合は、費用はかかりません。
普通のゴミ同様、指定の袋に分解した本棚を入れ、毎週指定の日にゴミ捨て場に持っていくだけで処分が完了します。
本棚の解体方法
本棚を一般ゴミに出す場合、サイズによっては解体が必要になることはお伝えいたしました。
まず、ネジを外し、一枚一枚の板に分解していきます。
本棚がすべて板になったら、ノコギリなどを使い、辺が長い部分をカットしましょう。
その際、軍手をはめるなど、手を守るものを身につけるようにしてください。
ちなみに多くの自治体では一辺が30cm未満になるものであれば、一般ゴミとして出して良いという規定になっています。
また、ガラス扉などがついている場合は、ガラス面を取り外しましょう。
こちらもガラスで怪我をしないよう、軍手をはめての作業がおすすめです。
本棚を小さく解体でき、可燃ゴミ・不燃ゴミに分別できたら、指定の日にゴミ捨て場に持って行きましょう。
不用品回収業者に処分をする場合の流れは?
もしも今回ご紹介した本棚の処分方法の中で、不用品回収業者への回収依頼が一番気になった、という方は、どういった流れで不用品回収業者に依頼すれば良いのか気になりますよね。
申し込み方法は不用品回収業者によって異なりますが、例えば北海道から九州まで店舗を展開する全国チェーンの「片付け堂」の場合、お電話でのお申し込みはもちろん、メールやLINEでのお申し込みも可能です。
お電話・メール・LINE、いずれかの方法で無料お申し込みをいただいたら、現地下見をさせていただき、その場でお見積もりを書面にて確定させていただきます。
そのため、作業当日になって追加料金を請求するといったようなことはございません。
下見時点でのお見積りにご納得いただけたら、正式にお申し込みが成立となります。
その後は作業日をお客様とのご相談の上で決定し、作業当日はスピーディーに本棚を回収。
簡単ステップで本棚の処分が完了するため、忙しくてなかなか時間が取れないという方にも便利なサービスです。
また、「片付け堂」では、Tポイントが貯まる制度を導入しております。
まずはお見積りで100ポイント、さらに、作業完了後、ご成約金額合計100円(税込み)ごとに1ポイント付与させていただいております。
不要な本棚を処分しながらTポイントを貯めることができるため、ポイ活中の方からのご相談・お問い合わせもお待ちしております。
メリット・デメリットを理解し、最適な処分方法の選択を
今回は、本棚の正しい処分方法として、5つの方法をご紹介しました。
例えば、もっともポピュラーな「粗大ゴミに出す」という方法は、身近な方法ではありますが、指定の場所に本棚をご自身で運ばなければいけないほか、即日や翌日の処分が難しいというデメリットがあります。
また、リサイクルショップで買取りを依頼する場合、本棚の状態が良ければ処分費がかからないどころか収入を得られることになりますが、本棚の状態が著しく悪い場合は、引き取りすら行ってもらえず、また自宅に持ち帰らなければいけなくなってしまうことも。
解体して一般ゴミに出すにしても、無料なのはメリットですが、解体に手間がかかってしまったり、怪我のリスクも考えられます。
今回ご紹介した方法は、どれもメリット・デメリットが存在し、メリットだけの処分方法はありません。
メリットとデメリットを天秤にかけ、費用を優先するか、時間を優先するかを考えて、ご自身に合った方法で本棚を処分するようにしましょう。