不要になった扇風機を処分する際、どうやって捨てたらよいのか、また、何ごみになるのか迷った経験がある人もいるでしょう。自治体によっても取り扱いや処分方法が異なる場合もあるため、注意しなければなりません。
本記事では、宇都宮市で扇風機を処分する方法を取り上げ、紹介していきます。
適切な方法で処分するためにも、それぞれの特徴や手順、かかる費用などを押さえておきましょう。
宇都宮で扇風機を処分する方法
宇都宮市で扇風機を処分する方法には、次の8つの方法があります。それぞれの方法をご紹介しますので、現在、扇風機の処分を検討中の方は参考にしてください。
1. 粗大ごみで処分する
宇都宮で扇風機を処分する場合、粗大ごみとして処分する方法があります。粗大ごみは有料での収集となるので、依頼する際には事前に粗大ごみ受付センターまで予約をしなければなりません。
有料とはいえ、高額な費用がかかるわけではないので、コストを抑えて扇風機を処分したい場合にはおすすめの方法です。
ただし、扇風機を自分で指定された場所まで持っていく手間がかかる点や、指定された日時に合わせて処分しなければならない点など、いくつかのデメリットもあります。
2. 指定の清掃センターに持ち込む
扇風機は、市で指定された清掃センターに持ち込んでの処分も可能です。
事前に清掃センターまで連絡する必要はありませんが、扇風機を処分対象としているセンターまで、開場時間内に持っていかなければなりません。
なお、宇都宮市では、家庭から出た扇風機については、無料での持ち込みを受け付けています。
3. 分解して不燃ごみで処分する
扇風機を分解して不燃ごみとして出す方法があります。不燃ごみとして処分する場合には、手数料を支払う必要はありませんので、費用をかけずに扇風機の処分が可能です。
ただし、扇風機の分解には時間と手間を要する点、また、分解しても指定サイズ未満にならない場合には回収の対象にならない点には注意しなければなりません。
4. 新品購入時に引き取ってもらう
新品の扇風機を購入する予定があるときには、購入する店舗で古い扇風機を引き取ってもらうこともできます。扇風機の引き取りを店舗に依頼する際は、扇風機が小型家電リサイクル法の対象商品となっていることから、店舗ごとに定められた手数料を支払う必要があります。
小型家電リサイクル法とは、家電リサイクル法の対象外となる小型電子機器の再資源化を目的とし、国の認定事業者が使用済み小型家電の回収や処理を行って、小型家電の再資源化を促進する法律です。
なお、小型家電リサイクル法の引き取り手数料は店舗により異なるので、引き取りを希望する場合は、事前に店舗に確認をしておきましょう。古い扇風機の引き取りのみを実施している店舗もありますが、別途引き取り費用を支払う形となっていますので、注意しましょう。
5. 友人や知人に譲る
まだ使える扇風機であれば、扇風機を必要としている友人や知人に譲るのもよい方法です。扇風機の処分を急がない場合には、扇風機を取りに来てもらえる条件で譲ると、手間をかけずに処分が可能です。
6. リサイクルショップに買取を依頼する
リサイクルショップに扇風機の買取を依頼すると、状態のよい扇風機であれば、買取価格がついてお金になる可能性もあります。たとえば、次のような扇風機は、リサイクルショップでの買取対象となりやすいとされています。
- 大手メーカー製
- 製造から5年以内のモデル
- インテリア性、デザイン性が高い
- 取扱説明書が残っている
- 涼風や温風の切り替えが可能
- 省エネ機能や空気清浄機能がついている
なお、リサイクルショップに扇風機の買取を依頼する場合には、扇風機を店舗まで持ち込む必要があります。店舗までの持ち込み方法に問題がないか、あらかじめ手段を確認しておくようにしましょう。
大型の扇風機の処分を検討していて、店舗まで持ち込む手段がないときは、出張買取サービスを取り扱っているリサイクルショップを利用することも可能です。ただし、その場合は、査定の結果、値段がつかなかった場合でも出張費を請求されることがありますので、注意しましょう。
7. フリマアプリやインターネットオークションで売却する
フリマアプリやインターネットオークションで扇風機を出品し、売却する方法もあります。
需要の高いものであれば、リサイクルショップに買取を依頼するよりも高値での売却も可能です。
ただし、買い手がつくまでにどうしても時間がかかるため、急ぎで扇風機を処分したい場合にはおすすめできません。また、商品説明や写真説明の準備、梱包や発送など、処分には手間がかかるため、楽に処分してしまいたい場合には不向きな方法といえるでしょう。
8. 不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に扇風機の処分を依頼すると、自宅まで扇風機の引き取りに来てもらうことができます。そのため、わざわざご自分で扇風機を運び出す必要がありません。
また業者によっては処分を依頼した後、最短即日で引き取りに来てもらえる場合もあるため、急ぎで扇風機の処分をお願いしたい場合にも適した方法です。
扇風機を粗大ごみとして処分する方法
上述のとおり、宇都宮市では扇風機を粗大ごみとして処分が可能です。
処分方法は以下となります。
1. 粗大ごみ受付センターに申し込みする
粗大ごみ受付センターにごみ収集の申し込みを行います。
申し込みの際には、住所・氏名および電話番号、ごみの品目・個数を伝えます。
粗大ごみ受付センターから、ごみの収集日について伝えられるので、控えておいてください。
なお、1回に申し込みできる粗大ごみの個数は5個までです。処分したいものが複数ある場合は注意しましょう。
2. 粗大ごみ納付券を購入する
粗大ごみ納付券を指定の取扱店で購入します。
取扱店一覧は宇都宮市のホームページで公開しています。
なお、粗大ごみ納付券は粗大ごみ1つにつき1枚必要です。
扇風機以外にも処分したいものがあるときは、粗大ごみ分購入しましょう。
[参考]納付券(粗大証紙券)取扱店一覧|宇都宮市
[参考] 宇都宮市: 粗大ごみ受付センターに申し込む場合
3. 粗大ごみ納付券を貼って指定場所に出す
購入した納付券を、処分する扇風機に貼り付けます。
納付券を貼った扇風機は、収集日当日の午前8時半までに指定場所に出しておいてください。
扇風機を清掃センターに持ち込んで処分する方法
扇風機を清掃センターに持ち込んで処分する場合は、そのまま、処分対象の扇風機を指定された清掃センターに持ち込みます。
扇風機は、不燃性の粗大ごみに該当するため、以下2カ所の清掃センターで受け付けています。
- クリーンパーク茂原
- 所在地
- 宇都宮市茂原町777-1
- 電話番号
- 028-654-0018
- 受付時間
-
月曜日~土曜日
午前8時30分~午後4時30分
(正午から午後1時まで昼休み)
- 休業日
-
日曜日・年末年始・
祝日と重なる土曜日
- クリーンセンター下田原
- 所在地
- 宇都宮市下田原町3435
- 電話番号
- 028-672-1997
- 受付時間
-
月曜日~土曜日
午前8時30分~午後4時30分
(正午から午後1時まで昼休み)
- 休業日
-
日曜日・年末年始・
祝日と重なる土曜日
なお、扇風機を持ち込む際には、住所のわかる免許書などを提示する必要があるので、忘れずに持っていきましょう。基本的に、家庭から出たごみであれば、無料での回収となります。
[参考]
・ごみ処理施設の紹介(クリーンパーク茂原焼却ごみ処理施設)|宇都宮市
・ごみ処理施設の紹介(クリーンセンター下田原)|宇都宮市
扇風機の処分に不用品回収業者をおすすめする理由
ここまでさまざまな扇風機の処分方法をご紹介してきましたが、重い扇風機を楽に、そして手間をかけずに処分するのであれば、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
以下、扇風機の処分に不用品回収業者がぴったりな理由を紹介します。
1. スピーディーに処分できる
不用品回収業者は、処分を依頼したら即対応してもらえる業者が多い傾向があります。
業者によっては、年中無休で対応しているところもあるため、引越しなどの理由で、急ぎで扇風機を処分したい場合にも向いています。
2. 手間をかけず楽に処分できる
扇風機の処分を不用品回収業者に依頼すると、分解や運び出しのための手間がかからず、手軽に処分することが可能です。不用品回収業者であれば、電話やインターネット、LINEなどから申し込み後、直接自宅にまで扇風機を取りに来てくれるため、労力をかけずに処分することができます。
3. 他の不用品もまとめて処分できる
扇風機の他に処分したい不用品がある場合には、不用品回収業者に処分を依頼すると、一括でまとめての処分も可能です。不用品が大量に出る引越しのときなどには、重宝するでしょう。業者側で不用品の回収から処分まですべてをやってもらえるため、片付けの時間がなかなか取れない場合にもおすすめです。
4. 値がついた場合は買取の対象となることもある
不用品回収業者のなかには、買取サービスを実施している業者があり、場合によっては処分しようと思っていた扇風機に値がついて買取の対象となることもあります。
大手メーカーのものや製造5年以内のものなどは、買取の対象となりやすいため、状態のよい扇風機を処分しようと考えている場合は、ぜひ不用品回収業者に扇風機の処分を依頼してみましょう。
不用品回収業者を選ぶ際のポイント
扇風機の回収を不用品回収業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
不用品回収業者を選ぶ際のポイントとしては、次の4つが挙げられます。
1. 料金システムがわかりやすい
不用品回収業者を選ぶときには、料金システムがわかりやすい業者を選ぶようにしましょう。
なるべく、実際に業者に回収を依頼する前に見積りをとっておくのがおすすめです。
複数の業者から見積りをとり、料金体系が明確な業者を選ぶとよいでしょう。
2. 一般廃棄物収集運搬許可の免許を持っている
不用品回収業者に扇風機の回収を依頼するときには、一般廃棄物収集運搬許可の免許を持っている業者を選ぶようにしましょう。一般廃棄物収集運搬許可を持っていない業者のなかには、いわゆる違法業者というところもあり、預かった不用品を不法投棄するといったトラブルを起こすところもあります。一般廃棄物収集運搬許可の免許を持つ業者であれば、不安になることなく扇風機の回収を依頼することも可能です。
3. 即日対応が可能
なるべく早く扇風機を処分してしまいたいという場合には、即日対応可能な不用品回収業者を選ぶのがよいでしょう。不用品回収業者のなかには、スピーディーな対応を売りにしているところもあり、依頼から即回収に訪れてくれる業者もあります。
4. 買取にも対応している
処分したい扇風機の状態が良く、買取を希望しているときには、買取サービスのある不用品回収業者を選ぶとよいでしょう。場合によっては高値がつくこともあり、思わぬ臨時収入となる場合もあります。
扇風機を処分するなら不用品回収業者を活用しよう
宇都宮市で扇風機を処分する際は、粗大ごみで処分する方法、指定の清掃センターに持ち込む方法、分解して処分する方法、新品購入の際に引き取ってもらう方法から選びましょう。
そのほか、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品回収業者に依頼する方法は、スピーディーで手間をかけずに扇風機の処分をしたい場合におすすめです。処分する扇風機のモデルによっては、買取の対象となることもありますし、引越しで大量の不用品が出るときは扇風機以外の不用品もまとめて処分できます。
なお、実際に不用品回収業者に扇風機の処分を依頼する際には、インターネットやSNS上の口コミ評価などをチェックした上で、複数の業者を比較検討し、依頼をするとよいでしょう。料金システムがわかりやすいほか、一般廃棄物収集運搬許可の免許があること、即日対応や買取対応があるかなどもチェックしておくのがおすすめです。